中国人インバウンド減少でも「日本はほぼノーダメージ」「中国側の自滅」と言えるワケ那覇市内の様子 Photo by Hiroki Maebayashi

中国人旅行者が減った影響は?
沖縄で聞くと、意外な返答

 先述した訪日外国人観光客数や消費額のデータから、中国人旅行者の減少が日本に与える影響が軽微であることは明らかだが、有名観光地における変化も追ってみよう。

 美しい海や独自の文化を持つ沖縄は、中国人にも人気の観光地だった。しかし、訪日自粛が始まった後の春節(旧正月、26年2月)時期は、中国本土からの観光客数は約20万人減、観光消費額は約92億円減になるのではないか、と地元では報道された。

 実際はどうなのか。筆者は8月下旬、那覇市の国際通りや牧志公設市場などを訪問した。商店街のみやげ物屋では中国語表記も目立つが、よく見ると中国本土で主に使う「簡体字」ではなく、台湾や香港などで使う「繁体字」の表記だった。

 店員に聞くと、「中国からのお客さんは確かに減った」「けれど台湾や香港からのお客さんが、前から多かったけど最近さらに増えた」とのこと。店の売り上げは減っておらず、好調だという。

中国人インバウンド減少でも「日本はほぼノーダメージ」「中国側の自滅」と言えるワケよく見ると中国本土で主に使う「簡体字」ではなく、台湾や香港などで使う「繁体字」の表記だった Photo by Hiroki Maebayashi

 続いて、ダイビング業者にも話を聞くと、意外な答えが返ってきた。