評価ポイントは
納得感・楽しさ・安心感

 各ランキングトップは、大規模部門ではCisco、中規模部門ではプロロジス、小規模部門ではシック・ジャパンだった。各社の評価ポイントは以下の通りだ。

・Cisco(大規模1位)
 シニア社員からは、特に「報酬に対する納得感が高い」「仕事に行くことが楽しみである」「福利厚生・メリットが充実している」に関する項目が高く評価された。公正な処遇が徹底され、シニア世代が納得感を持って活躍できる職場である。

・プロロジス(中規模1位)
 シニア社員からは、特に「安心して働ける環境がある」「能力開発の機会が与えられている」「ワークライフバランスが奨励されている」に関する項目が高く評価された。安心して働ける基盤の上で、学びや生活との両立を図れることが、シニア社員の働きがいを後押ししている。

・シック・ジャパン(小規模1位)
 シニア社員からは、特に「報酬に対する納得感が高い」、「安心して働ける環境がある」、「ワークライフバランスが奨励されている」に関する項目が高く評価された。処遇への納得感と安心して働ける環境が両立し、シニア社員の安定した活躍を支えている。

シニアの「貢献実感」は全年代最高
「働きがい」は若手より低い

 年代別に「自分は会社に貢献していると思う」と回答した割合を見ると、25歳以下では64.7%で、年代が上がるにつれてその割合は高まり、55歳以上では72.9%と全年代で最も高くなっている。

 一方、「総合的に見て、働きがいのある会社だと言える」という項目では、25歳以下が78.2%と最も高く、年代が上がるにつれて低下している。55歳以上では61.5%と、全年代で最も低い結果となった。

 このことから、シニア(55歳以上)には「自分は会社に貢献している」と感じている人が多い一方で、「この会社は働きがいのある会社だ」と感じている人は相対的に少ないという、対照的な傾向が見られる。

 さらに、会社に貢献していると感じているシニアに限って見ても、そのうち26.3%、つまり約4人に1人は、「総合的に見て、働きがいのある会社だ」とは肯定的に回答していないことが分かった。

若手とシニアで差があるのは
採用・配置・公平性

 若手(34歳以下)とシニア(55歳以上)で、「総合的に見て『働きがいのある会社』だと言える」という認識の世代間ギャップが大きい企業と小さい企業を比較した。

 その結果、特に大きな差が見られたのは、「自社に合った人材を採用できているか」「適切に仕事を割り当て、人員を配置できているか」「社員を公平に扱っているか」といった項目であった。

 例えば、「経営・管理者層は、この会社に合った人を採用している」という項目では、世代間の認識差は、ギャップが小さい企業ではわずか1.7ポイントであった。一方、ギャップが大きい企業では28.4ポイントに達し、シニアの肯定率が若手より28.4ポイント低い結果となった。