「育てたバッテリー」は
どこへ行く?

 そうして1時間経過。充電完了したバッテリーが30個ぐらい積み上がったところで、バッテリー回収担当の方が登場。充電完了したバッテリーを3個ずつ、専用の箱に入れて軽自動車に積んでいきます。

 ちょっとお話をさせていただいたところ、専用のシステムで交換が必要な場所を確認し、各地のポートを回ってバッテリーを交換する仕事だそう。そうして回収された使用済みバッテリーがまた工場に運ばれてきて、それを僕らが充電し、再び使える状態にするというサイクルのようです。

「UberEatsみたいに品物を届けるお客さんやお店の人と会ったりすることもないし、空き時間にスッとできて楽ですよ」と回収担当の方はおっしゃっていて、「こっちの仕事も面白そうだな」と興味がわいてきました。

 必要なバッテリーを全部積み込んで、回収担当の方は去っていき、そして回収担当の方が置いていった使用済みのバッテリーを充電器で充電します。が、充電スピードが急に上がるわけもなく、充電完了を待つ時間は続きます。

 スキマバイト同僚さんとも「そっちのバッテリー、いま何%ぐらいですか?」などとおしゃべりをしながら、ひたすら時間が経過するのを待つ感じですね。

 終業時間まで残りの勤務時間が30分を切ったあたりで、また社員さんが登場。

「ある程度、充電できているバッテリーは一旦外して、そこにまだ全然充電できてないバッテリーを入れて朝まで充電します。朝の段階で充電完了バッテリーを取り出して、そこからある程度充電できているバッテリーを入れて充電すれば、効率いいんですよ。外すバッテリーを指定するので、それを外してください」とおっしゃりました。

 夜間も効率よく充電できるよう、最後にバッテリーの入れ替えを行うそうです。

 社員さんが外すバッテリーを見定めて教えてくれるので、僕らはそれを抜いて足元のスペースに置き、そこに未充電のバッテリーを差し込んでいきます。

 この作業を一通り終えたあたりでちょうど仕事終了の時間となりました。

「お疲れ様でした。また機会があったらぜひ、来てくださいね」と社員さんにおっしゃっていただき、勤務終了です。

 なかなか地道な作業でしたが、街のあちこちで見かけるサービスの裏側のシステムがのぞけて非常に興味深いバイトでした。

 次は今回、できなかったキックボードや自転車の組み立て作業もやってみたいと思います!