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「太くて濃い眉毛の人は、ナルシストに見られやすい」――そんな意外な研究結果がある。2020年にイグノーベル賞を受賞した研究チームは、顔写真を使った実験で、ナルシストかどうかを見分ける手がかりが「眉毛」にあることを突き止めた。しかも、眉毛を別の人のものに差し替えると、ナルシスト度の評価まで変わったという。なぜ眉毛が性格の印象を左右するのか。職場にもいる「あの厄介な人」を見抜くヒントが隠されているかもしれない。※本稿は、サイエンスライターの五十嵐杏南『ヘンな科学 “イグノーベル賞”研究42講』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
職場にも潜んでいる?
厄介な「ナルシスト」の特徴
会社で消耗したことのある人は、出会ったことがあるはずだ。カリスマ性のあるリーダーだが、傲慢な態度で他人を見下す人。もしくは成功は自分の手柄にして、ミスは他人のせいにする人。
きっとそれは、ナルシスト度が高い人である。もしかしたら、自分がそうだと心当たりのある読者さえいるかもしれない。
ナルシシズムとは一般的に、利己的で自惚れが強く、他人への共感心が極端に低い性格のことを言う。心理学的にはいくつかのタイプがあり、自己主張が強くて自己評価が病的に高い「誇大型」や、密かに自分を特別視していて批判されると傷つきやすい「脆弱型」がある。
誇大型にも、他人より優位に立とうとするタイプや、親切に人助けをしているように見せかけて、実はただ憧れの的になりたいタイプがある。後者は、ママ友やパパ友の輪の中に潜んでいそうだ。
ナルシスト傾向がある人は、他人を利用したり騙したりすることに躊躇せず、むしろ他人を自分の言いなりにさせることに快感を覚えやすい。だからナルシスト度の高い人とつるんでも、精神衛生上いいことはほぼない。







