1回だけ入試になる「浦和ルーテル」

 Cランクの青山学院大学系属浦和ルーテル学院(さいたま市緑区)[2回]は、24年13日、25年18日、26年24日と毎年大きく日程が動き、受験者数と実倍率は147人・8.2倍、105人・17.5倍、51人・19.5倍とハードルは上がっていた。こうしたこともあってか、27年に[2回]は廃止する。小学校からの内部進学が主で、募集人数が若干名ということもあり、11日に1回だけ4科と面接の入試を行う、埼玉で唯一の学校になる。

 すべてGランクの武南(蕨市)は、[3回]と[4回]の日程が毎年動く。[3回]は24年20日74人、25年18日120人、26年18日113人に、[4回]は24年27日14人、25年26日34人、26年24日21人と少し減少した。27年は[3回]が17日に早まる。

 春日部共栄(春日部市)はプログレッシブ政経とIT医学サイエンスという2つのコースで各80人ずつ募集する。26年はFランクで4科の11日[2回午前]にIT医学サイエンスコースの算理2科を加えたものの、25年79人から72人に減っている。受験者数合計も25年1404人から26年1218人と大きく減少傾向にある。

 3つの入試回で160人を募集する獨協埼玉(越谷市)はGランクで、24年1560人、25年1421人、26年1238人とこちらも大きく減少傾向にある。英検4級以上取得者を対象に27年に10日午後[英語資格]を新設する。国算2科で、本校ではなく大宮に250人収容の会場を設けたことにも並々ならぬ意欲を感じる。

 一方、昌平(杉戸町)は24年535人、25年577人から26年には719人と大きく増加した。Fランクの[2回Tクラス(算数1教科型)]は24年と25年の11日午後から26年に12日午後に動いた。受験者数は24年45人、25年31人から26年35人と少し増やした。27年は11日午後に戻している。

 埼玉に3校残る女子校で、大妻嵐山(嵐山町)は24年594人、25年515人、26年411人と大きく減少傾向にある。10日午後[1回]が25年321人から26年253人に減ったことが響いている。国算英より2科の選択制から国算2科に変更した10日[まなび力エキスパート]も25年70人から26年48人と減らしている。26年に新設された11日[英語]の受験者数は11人にとどまった。

 26年の在校者数(収容定員)は中学157人(240人)、高校326人(540人)とその立地も影響してか定員割れしている。そこで27年から高校では、広域通信制課程「大妻フレックスコース」を新設する。週4~5回、週2~3回、オンラインと3つのスタイルを設けた。協力校として大妻(東京・千代田区)を指定、東京での通学も可能となる。女子校の通信制は珍しい。大妻女子大学への内部進学制度、大学のオンデマンド授業の受講も可能となりそうだ。

 県内残り2つの女子校はいずれも例年通りの入試内容となる。120人を募集する浦和明の星女子(さいたま市緑区)のBランクの14日[1回]は、24年1935人、25年1882人、26年1831人と減少傾向にある。26年の実倍率は1.7倍だった。淑徳与野(さいたま市中央区)の10日午後[医科学進学コース特別]は算理2科のBランクで、24年508人・2.4倍、25年682人・2.9倍、26年477人・2倍と波がある。Cランクの13日[1回]は24年1560人・1.6倍、25年1868人・1.8倍、26年1761人・1.4倍となっており、いずれも隔年現象を感じさせる。27年は再び増加傾向になるかもしれない。