(1)グレイカラー:最もポピュラーな白髪染め
一般的に「白髪染め」と呼ばれる種類のカラー剤は、業界では「グレイカラー」と呼ばれています。
これに対し、オシャレ目的で髪色を変えるためのカラー剤は「ファッションカラー」と呼んで区別しています。
グレイカラーの最大のメリットは「白髪をカバーする力」です。
白髪に擬似的な黒髪の色素を入れて定着させることで、「白髪がしっかり染まり、その後も色が抜けにくい」という状態を作ることができます。
また、ブラウン系やアッシュ系など、色味のバリエーションも豊富な上、染まり具合のブレが極めて少ない点も特徴です。材料費が比較的安価であり、お客様に低価格で提供することも可能です。
ファッションカラーとは異なり、複雑な色を作り出す必要はないため、日本中のどの美容室でも、サービスの質が担保されている点もメリットの一つです。
デメリットとしては、一度染まった黒髪を「もうちょっと明るくする」などの微調整ができないことです。白髪がしっかり染まる反面、その後の色合いを調整できず、明るくするにはブリーチなどによる脱色が必要になるので、髪への負担が大きくなります。
また、美容師目線では、グレイカラーを施す際に「頭皮がしみる」と感じるお客様が一定数いらっしゃるように思います。
これは「白髪をムラなくしっかり染める」というサービスの性質上、頭皮を避けて塗る施術が難しいためです。白髪の根元を染めるためには、白くなっている部分を埋めるように薬剤を塗布する必要があり、頭皮との接触が避けられないのです。







