(3)ヘナカラー:オーガニック由来のヘアカラー

 植物由来の天然成分を使ったカラー剤「ヘナカラー」を聞いたことがある人も多いでしょう。この染料は化学成分を含まないため、オーガニック派の方に好まれます。

 ヘナカラーの最大の特徴は「髪がダメージを受けにくいこと」です。人工的な薬剤によって髪を黒くする白髪染めとは違って、天然成分で着色するヘナカラーは髪へのダメージが少ないほか、トリートメント効果も見込めます。ヘアカラー剤の染料にアレルギーがある人でも、基本的には問題なく使えます。

 しかし、そんなヘナカラーには3つのデメリットがあります。

 まず、ムラになりやすいこと。着色力が商品の個体差や保存状態に左右されやすく、着色の安定性が低くなりがちです。

 次に、色が限定されること。ヘナはオレンジの色素が非常に強く、白髪を染める目的で使うと、自然な黒髪とは言えない独特な髪色になります。その上、沈着したオレンジはブリーチでも抜けにくく、満足できなかった際にリセットするのが大変になります。

 最後に、グレイカラーよりも染色に時間がかかること。美容室で施術する場合は、お客様が店内に滞在する時間を長引かせてしまいます。ですので、ヘナは美容室によって賛否が分かれ、取り扱いがないことも多いです。

 美容室で白髪染めをする場合は、これらのメリット・デメリットを天秤にかけた上で、最も自分に合う方法を選んでいただければと思います。