2028年開校に向けて建設が進む「昭和学院秀英」の幼稚園と小学校(千葉市美浜区)
2027年入試の募集要項が出そろった。入試内容の変更は受験者数の増減にどれほど影響があるのか。25年・26年入試を振り返りながら、27年入試の行方を読む。今回は1月入試のうち千葉県を取り上げる。(ダイヤモンド社教育情報、森上教育研究所)
公立中高一貫校と女子校の動向
前回の埼玉では、県立1校と市立3校の合計4つの公立中高一貫校が例年よりも遅い日程で2027年は入試を行うため、私立校との併願が可能になることに触れた。千葉県にある3つの公立中高一貫校の場合は、いずれも私立校の初回入試日よりも後に二次検査があるため、27年も例年通り併願が可能となっている。
各80人を募集するBランクの県立千葉(千葉市中央区)と県立東葛飾(柏市)は、適性検査による一次検査を12月5日、集団面接も加わる二次検査を1月24日に実施する。いずれも高校から240人が加わり、東葛飾には入学後に希望者を募る医歯薬コースも設置されている。もう1校、唯一の中等教育学校である千葉市立稲毛国際(千葉市美浜区)の募集定員は140人で26年より20人減っている。一次検査は12月5日、二次検査は県立2校と同じ1月24日となった。
一次検査の受検者数と二次検査での合格者数から見た実倍率を24年から順に比べると、千葉は540人・6.8倍、497人・6.2倍、439人・5.5倍、東葛飾は756人・9.5倍、676人・8.5倍、611人・7.6倍と、両校とも緩和傾向が続いている。一方、Cランクの稲毛国際は747人・4.7倍、740人・4.6倍、724人・5.2倍と定員削減の影響で倍率が上がっている。
25年528人、26年549人の受験生を集めた千葉明徳(千葉市中央区)。中でも25年301人、26年286人とその過半数を占めるのが20日[適性検査型]である。本校会場では24日に実施される千葉公立校二次検査直前の力試しに人気を集めている。同じ日に市川市にも入試会場を設けて「都立型」も出題、こちらは2月3日に行われる都立一貫校(立地的には都立両国)対応となっている。5回行われる[一般]では、選抜クラス(25人)と標準クラス(80人)に募集人員を分けた。[一般3][一般4][一般5]は26年にそれぞれ25年より1日ずつ日程を早め、27年も同じ日程で実施することになる。
県内では市川市に2校だけ女子校が残っている。受験者数は24年946人、25年1084人と伸ばしてきたが、26年は997人に減少した和洋国府台女子(募集定員110人)。Fランクの20日[一般1回]で25年766人から698人に減少した影響が大きい。26年から2月5日に国語か算数の1科を当日選択する[一般3回]を新設、271人が出願したものの、受験者数は14人にとどまっている。こちらは24日[一般2回]と共にGランクである。
27年も入試日程や内容に変更はない国府台女子学院(同約160人)は24年1268人、25年1286人、26年1218人と少し減らした。Dランクの21日[1回]は25年978人から26年988人とわずかに増やしている。和洋国府台女子と2月5日で重なるEランクの[2回]は154人から80人に半減してしまった。隣接する共学校の日出学園(市川市)は24年からの受験者数が328人、380人、367人と25年に勢いがついている。







