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2026年の大学入試で、日本の最難関、東京大学理科三類に麻布や聖光学院と並ぶ全国6位の合格者を出した中堅の小中高一貫校がある。男子伝統校の暁星(東京都千代田区)だ。特集『わが子がもっと伸びる! 中高一貫校&塾&小学校【2027年入試版】』の#14では、暁星中学校・高校の森田智史・進学部部長に医学部に強い理由を聞く。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
26年の卒業生149人に対し
国公立大学医学部に14人が合格
――中学受験における暁星の難易度は、四谷大塚の「Aライン(合格率80%)」偏差値で53(第1回入試)と、いわゆる中堅校に相当します。にもかかわらず、2026年の大学合格実績を見ると、卒業生数149人に対し、東京大学に4人が現役合格し、しかも、そのうち3人が理科三類(医学部)です。そのほか北海道大学(1人)や東京科学大学(2人)、筑波大学(1人)などの国公立大学医学部に現役・浪人を合わせ14人、慶應義塾大学医学部に現役合格4人など、名門医学部に多数の合格者を出しました。特に東大理三の合格者数を出身高校別で比べると、男子御三家の麻布や26年入試で東大合格者93人を出した聖光学院と同数で、全国6位です。
確かに中学入試という入り口に対して、出口の大学入試の結果は良いと思います。特に医学部については、過去にも18年度卒業生の代で私立大学医学部の現役合格率で全国1位になったこともありますし、例年、卒業生の約3分の1が医学部に進学を希望しています。
併設小学校を持たない麻布さんや聖光学院さんと比べて、暁星は小学校からの内部進学者が約100人いることから、有名大学に進学するのは暁星小学校出身者のみであるかのように言われてしまうこともあるのですが、決してそのようなことはなく、中学受験を経て入学した生徒も一定数は現役合格を果たしています。
医学部だけでなく進学先は多岐にわたります。前年25年入試では東大に6人合格しましたが、全員文系です。また26年入試では京都大学に1人合格しました。このほか例年、東京科学大に多くの生徒が進学しますが、旧東京医科歯科大学だけではなく、旧東京工業大学への進学も相当数います。
――小学校からの入学者の保護者は、どのような職業の人が多いのでしょうか。医師の家庭の子どもが多いとは聞きますが…。
はい。ただ、医師や弁護士など士業の保護者が多いものの、近年は企業勤めなどさまざまな職業の家庭の生徒が増えている印象です。付け加えると、本校では学費の値上げもしていないため、相対的に受けやすくなっている面もあると思います。
――小学校も中学も初めから医学部志向を持って入学する生徒が大半なのでしょうか。
医師の家庭はその傾向が強いです。ですが、例えば26年入試の東大理三の合格者のうち、医師家庭の出身者は1人。当初から医学部志向というわけではなく、入学後に医学部を目指すようになる生徒がかなりいます。
――中学受験で暁星に入学する生徒は、第1志望で受験していることが多いのでしょうか。
いえ。そうではない生徒の方がむしろ多いです。もちろん、医学部への進学実績も知られてきましたし、サッカーの伝統的な強豪校なので受験した生徒も一定数いますが。ですので、中学受験組の多くは、入学後に学力を後伸びさせて医学部に挑戦するケースがかなり見られます。
――学校として医学部を目指すコースやカリキュラムなど特色はありますか。
次ページでは、暁星のカリキュラムの特徴に加え、入学後に医学部志望者が“おのずと”増える理由などを明らかにする。







