子育ての大変さを理解してくれないことに腹を立てているのか、帰宅後に子どもの相手を交替してくれないことに腹を立てているのか、その両方なのか、それはわからない。ただ、単なる夫への不満というだけでなく、「自分ばかりが大変な思いをさせられている」「夫にこき使われている」という思いにまで膨らんで、被害者意識による怒り感情を抱いているのが伝わってくる。

夫の側にもある
「自分こそ被害者」の思い

 その思いに共感する意見も出るものの、ある父親は、それは自分勝手な主婦の甘えではないかと言う。

「私は、そのご主人の気持ちがわかるような気がします。私の妻も専業主婦で、私が外で仕事をして稼いで、妻が家事や子育てをして家庭運営をするっていう感じの役割分担をしていて、とくに妻から文句を言われることはありません。

 家事や子育てが大事な仕事だし、大変だっていうのはわかりますけど、外で稼ぐ仕事も大事だし大変だし、どっちも同じなんじゃないでしょうか。そのひとつを担うのが嫌なら、保育所に預けて共働きをすればいいし、夫が帰宅後に子どもの世話を代わってくれないから不平等だっていうのは、何か違うなって気がします。自分勝手な甘えなんじゃないでしょうか」

 そのやりとりを聞いていたある父親は、自分の家でも似たようないざこざがあり、配偶者との確執に困惑することがあるという。

「私の妻も専業主婦なのですが、やはり今は夫婦が平等に家事や子育てを分担する時代だってメディアで言ってるし、夜や休日は平等に分担すべきだって言うんです。でも、それって男女が同じように働く共働き夫婦に当てはめるべきことであって、専業主婦の場合は違うと思うんです。

 だって、稼ぐ仕事を平等に分担しているから家事・子育ても平等に分担する、っていうならわかるけど、稼ぐ役割は一方的にこっちが分担するのに、家事・子育ては平等に分担って、虫が良すぎるじゃないですか。だったら外に出て稼げよって言いたくなります。

 何だかこっちの貢献をまったく評価せずに、家計費を引き出すATMみたいな扱いをされ、こき使われてるような気がして、このままやっていくのは難しいなあって、ふと思ったりもするくらいです」