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東大を目指すか、医学部を目指すか――。学力上位層から人気が根強く、大学入試の最難関学部である「国公立大学の医学部医学科」。その狭き門を現役で突破する生徒が多い高校はどこか。東大合格者ランキングでは首都圏や関西圏の名門校が圧倒しているが、医学部の特徴は九州、北海道、東海、四国など各地域の中高一貫校が上位に君臨していることだ。特集『わが子がもっと伸びる! 中高一貫校&塾&小学校【2027年入試版】』の#26では、「国公立大学医学部医学科」への現役合格率に加えて、全国50大学への現役合格者数など詳細データも完全公開。中学入学時偏差値も付けたので、医学部進学を見据えた学校選びの参考にしてほしい。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
東大合格者ランキングとは様相が一変?
九州、北海道など各地区のトップ校が上位に!
東京大学を目指すか、医学部を目指すか――。一時期の過熱した医学部ブームに比べれば落ち着いてはいるものの、大学受験における医学部の難易度は依然として別格だ。
医師は仕事にやりがいがあることに加えて、社会的地位も高い。東大を出ても一流企業で出世できるとは限らないが、医師の場合は国家試験に合格すれば、ほぼ間違いなく高年収が約束されていることも根強い人気の背景にある。
特に国公立大学の医学部は難易度が高い。東大、京都大学の医学部は別格だが、地方の国公立大学であっても、旧帝大の理系水準以上の学力が要求される。また、私立大学の医学部と比較して学費が抑えられるということもあり、全国の中高一貫校の優秀層が狭き門を奪い合う構図が続いている。
では、国公立大学の医学部の現役合格者が多い高校はどこなのか。
近年は公立高校の復権が話題になることも多いが、医学部においては中高一貫校が圧倒的な強さを誇る。例えば京大の現役合格者数のトップは公立の北野高校だが、最難関である医学部の現役合格者数の上位3校は東大寺学園、洛南、灘と私立勢が独占している。
また、興味深いのは東大合格者ランキングとも顔触れが大きく異なることだ。東大の上位が首都圏や関西圏中心なのに対して、国公立大学の医学部合格ランキングでは九州、北海道、東海、四国など地方を代表する中高一貫校が上位に君臨しているのだ。
ただし、高校によって生徒数が異なるため、単純な合格者数の比較では各校の真の実力は見えにくい。そこで今回は大学通信の協力を得て、国公立大学の医学部医学科への「現役合格率」が高い197校をランキング化した。
国公立全50大学を対象とし、大学ごとの合格者数の内訳も公開しているので、「東大や京大の医学部に強い高校はどこか」といった見方もできるようになっている。全50大学のデータを俯瞰できる記事は珍しいので、ぜひ参考にしてほしい。
なお、ランキングは現役合格率(現役合格者数÷卒業生数)で算出しており、進学者データではない。ただし、国公立大学医学部の場合、重複合格が原則として発生せず、合格=進学となるケースが大半だ。「医学部合格力」を見るという指標として参考になりやすいはずだ。
詳細は次ページで解説するが、前述のようにランキングの上位には首都圏以外の名門校が目立つ。これは企業の首都圏集中が進む中、医師という資格を保有していれば首都圏以外でも高い生涯年収と社会的地位が得られるという現実も反映されているからだろう。
上位には日本を代表する難関校がそろうが、日能研の偏差値55程度の学校も登場する。医学部受験に強い“お値打ち”の学校もあるので、ぜひわが子の進学先選びの参考にしてほしい。







