Photo:PIXTA
医学部の合格実績が高いのに入学しやすい“お得”な中高一貫校はどこか――。そんな医学部への「レバレッジ」が利く中高一貫校を炙り出すランキングの最新年版を作成した。特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾 2026年入試直前版』の#20では、中学入学時の偏差値が55未満の学校を対象に、医学部の合格者割合が高い中高一貫校ランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
医学部の合格者割合が高いのに
入りやすい中高一貫校は?
中学入試の難易度はさほど高くないのに、「医学部」を目指せる“お得な”中高一貫校はどこか――。
ダイヤモンド編集部では、毎年「医学部に強い中堅の中高一貫校」を炙り出す独自のランキングを作成している。今回は、その最新版となるランキングをお届けする。
具体的には、2026年の中学入学時偏差値55未満の中高一貫校を対象に、卒業生数に対する25年の医学部合格者数(既卒生も含む)の割合を算出。「国公立大学医学部」と「私立大学・大学校医学部」に分けて、それぞれ割合の高い上位50校をランキングにした。
なお、昨年の『医学部に合格できるのに入りやすい「お得な中高一貫校」ランキング【上位50校・2025入試直前版】国公立大医学部2位は智辨学園和歌山、1位は?』でも、同様のランキングを掲載しているので併せて確認してほしい。
一定割合の医学部合格者を輩出しているということは、それだけ医学部受験などに対応できる学習指導を実現できているということだ。また、医学部受験を目指す生徒が周囲に多いということでもあり、学校全体として医学部受験を目指しやすい環境となっている可能性もある。実際、中高一貫校であれば、偏差値55未満の中堅校であっても、難関校に肩を並べるほど多数の医学部合格者数をたたき出す、隠れた学校も少なくない。
今回、国公立大のランキングでトップになった学校は、卒業生259人のうち、34人が医学部に合格。その割合は13.1%となった。また、3位には愛知県の南山がランクイン。卒業生386人のうち、10.1%となる39人が医学部に合格した。
また、私立大のランキングでトップになった学校は、卒業生473人に対し、23.5%となる111人が合格。同校は国公立大ランキングの4位にもランクインしており、確かな実績を残した。
早速次ページでランキングの詳細を見ていこう。







