いい会社とやばい会社を分ける
「7つの視点」とは?
なぜなら、「長期的に利益を出し続けること」と、「一時的に好業績を上げること」とは別問題だからです。
私は、銀行と監査法人であわせておよそ10年にわたり、上場会社から中小・零細企業までのべ数百社の財務分析に携わってきました。
その中で気づいたことは、いい会社、やばい会社には、それぞれそれなりの「理由」があるということです。財務内容が良いと評判の会社には、財務内容が良くなる理由があります。逆に、財務内容が悪い会社には、財務内容を悪くする理由がある、ということです。
いい会社とやばい会社とを分ける要因、それは「安全性」「収益力」「安定性」「市場リスク」「企業の底力」「将来性」「内部統制」という7つの視点です。
この7つの視点は、「銀行での貸付審査」、そして、「監査法人での会計監査」という2つの異なる経験を通して生まれたものです。