ひとつ目のステップは、「なぜなにクエスチョン」です。
子どもって、質問するとまた質問を重ねてきますよね。たとえば、
子ども「どうして、春はくるの?」
私「暖かくなるからだね」
子ども「どうして、暖かくなるの?」
私「太陽に照らされる時間が長くなるから」
子ども「どうして、太陽って照らすの?」
私「それって、地球が回転して、宇宙で……」
意外なところに、本質がみつかります。春の本質は、宇宙にあるなど。このように質問を繰り返す思考は、結構、役に立ちます。企画書で抱えるミッションをしりとりのように追っていくと問題の本質にたどりつきます。
つまり、アイデアを届ける相手の顔が見えてきます。
問2:
オリジナリティが足りない。
なにかヒントはないの?
オリジナルなんてもうありません。人類が初めて「文字を作った」「貨幣を作った」まで、遡らないとないと考えていいです。まずは、思い込みを捨てることが重要。オリジナルなんてない、と。
人間の顔でたとえましょう。どれも個性的です。それも立派なオリジナリティ。似たようなパーツからの構成物にすぎません。
実は、ありふれたものの組み合わせ方を考えればよくて、組み合わせからオリジナリティが生まれるんです。
そこで、ふたつ目のステップは「気になるコレクション」です。
人間って、気になるものは、集めますよね。机の上になんらかのものがあると思います。そして、同じ机は、ふたつとしてありません。