「アイデアが採用されない」「オリジナリティが足りないと言われる」など、ビジネスパーソンの悩みは尽きない。そんな誰しもが悩んでいる事柄に答えながら、突破口のヒント探しになる授業「センスに頼らずにアイデアを企画に変える技術」がschoo(スクー)で開催! 『アイデアにセンスはいらない』の著者・梶淳による当日の授業をダイジェスト版で紹介します。
アイデア発想の定義を考える
アイデアの得意な人を皆さんどのようにイメージするでしょうか? 瞬発力があって、アイデアがあふれる人、そして、千本ノックにも耐えるような人を想像するでしょうか。大喜利の得意な人だと思う方もいるでしょう。
実際、長く番組に関わって感じることは、第一線でやっている人は、必ずしも、瞬発力のあるタイプではありません。瞬発力だけだと短い時間で疲弊してしまう人が多いのです。
アイデアが長続きする天才は、自然体でやっています。サッカーを例に例えます。シュートのイメージトレーニングをすると、一つの技だけは打てるようになりますが、短時間で会得できることには限りがあります。これからお伝えすることは、スポーツ選手が行なっているような日々の食生活のケアとか、基礎的な体力づくりのようなものです。その行動が企画書づくり、アイデア発想に役立ちます。
ここでは、皆さんが共通して悩んでいる3つの質問を紹介し、アイデア発想に必要な「3つのステップ」に沿ってお答えします。
問1)
アイデアが採用されません。
どこに問題があるの?
最初にクリアしなければいけないことは、苦手意識をクリアすること。でも、どのように克服していいかわからないと思います。
アイデア発想の天才には二種類あります。私が出会ったクリエイターと子どもです。
子どもはちょっとしたことで遊びを思いつく天才。そして、クリエイターは子ども心を忘れないといわれてますよね。アイデアを発想するテクニックとは、子ども時代、誰でもやっていたことを3つのステップでテクニカルに考えていけばいいのです。