「こんなとき」は、
領収書ではなく、レシートをもらおう!

 領収書の話が出てきたので、少し詳しく見ていきましょう。

「領収書を下さい」という光景をよく見かけます。しかし、「レシートはダメで、領収書をもらわなければいけない」というのは昔の話です。

 今のレシートは細かく記載されていますので、証拠能力が十分あります。レシートに、「日付、店の名前、内容、金額」が書いてあれば大丈夫です。そうでない場合は領収書をもらいましょう。金額だけ印字されるもの、店の名前が書いていないものはダメです。

 もちろん社内規定で「領収書をもらう」ことが決められていれば別ですが、社長の場合、規定を決めるのは社長ですし、レシートで問題になることはありません。

 レシートに「プライベートなもの」と「ビジネスのもの(経費に落とすもの)」の両方が載っている場合も、わざわざ別々に精算する必要はなく、経費にしないものは、線を引いて消せば大丈夫です。下図は、領収書ではなく、レシートのほうが証拠能力が高くなるケースです。