レストランでの注文、おまわりさんへの道の尋ね方、合コンでの会話……。どれも緊張してしまい、ろくに話しかけることができなかった「口べたガチ男」が、話す仕事を避けてコピーライターになった! しかし、人前で話す機会が急に増えてしまい、トイレで泣くほど悔しい思いをしたことをきっかけに生まれたのが、仕事で成果を出すための「究極の話し方」。それより「負のスパイラルから抜け出す方法」を紹介します。
新刊『本番でアタマが真っ白にならないための人前であがらない37の話し方』著者・佐藤達郎氏による連載第1回。
「何とかしたい」と真面目に思う人ほど、努力の仕方が間違っている
ダメな自分は容易に想像できるのに、デキる自分の姿が想像できない。そのようなことはありませんか?
これは、成功している姿を意識する前に、失敗している自分をなんとかしたいと願うからです。実は、真面目な人に多い問題なのです。
だからこそ、完璧を目指そうとし、その努力のためにこれまで苦労してきたと思われますが、完璧を目指さないことが、一番の良策なのです。
本書では、7つのメソッドを紹介しています。
1.原稿の暗記をやめる
2.型にこだわらない
3.すべて説明しない
4.練習通りにやらない
5.よく見られたいという気持ちに、オサラバ
6.想定外の質問を想定する
7.決めつけないことに決めた
この7つのうち、「すべて説明しない」をピックアップします。
すべて説明しない
--分かるように繰り返し説明しても理解してもらえないという問題点
「とにかく説明しつくす」ことが、プレゼンの究極の姿だと、考えている人もいます。