日々進化するIT技術を適切に導入しどのように投資するかは経営の大きな課題。導入でビジネスの効率化を促し、生産性を高める手段にする必要がある。ムダな投資にしないためのIT戦略。
日本企業はクラウド本来の価値が最大化できていない
クラウドの本質的な価値は経営体質の改革にある
米国ではクラウドの本質的な価値である「ITコストの変動費化」による経営改革にこだわり、基幹系のクラウド化を積極的に行ってる。
いまだに電話とFAXで連絡。IoTで現場スタッフを雑務から解放せよ
現場スタッフの非効率作業が業績に影響する
スマートデバイスと IoTが現場を変える
多拠点を展開する事業や、場所を移動して作業を行うスタッフを多く擁する事業形態では現場業務の情報化やワークスタイル変革は遅々として進んでいない。それによる現場対応力の低下が問題だ。
グローバルトップ企業は売上高も伸びているが、IT投資も増えている。減っているのは人件費だ。
毎年コンスタントに投資をしているのも特徴
日本のIT投資額は長い間「成長のための戦略的投資」ではなく「コスト削減のための投資」もしくは「コスト削減をしたいからIT投資を控える」とう方向性になっていた。
オラクルアリーナは全米プロバスケットボールリーグ(NBA)、ゴールデンステート・ウォリアーズ(GSW)のホームコート。GSWではシスコシステムズと組み、ファンとのコミュニケーションとエンゲージメント(愛着心・思い入れ)を強め、その先にあるマネタイズをするためにIoEを活用している。
経営者がIT戦略施策や投資案件に対して施策実行の可否や投資の優先順位を正しく判断するためには、1枚の図で複数の施策の位置づけを俯瞰的に表現するビジネスポートフォリオの作成が有効だ。