サッカーとNBA、ゴルフのスターたちが上位に顔を並べている。ちなみにサッカー界のスター、ネイマール(ブラジル)は23位で3100万ドル、ウェイン・ルーニー(イングランド)は34位で2690万ドルだ。

 今年はトップ100に2人の日本人選手が入ったことも特筆できる。ヤンキースの田中将大が2300万ドル(約28億3000万円)で58位、錦織圭が1950万ドル(約24億円)で92位にランクされた。

 このスポーツ選手長者番付の常連だった日本人選手はイチローで、2010年から4年連続でランクイン。2011年には2600万ドルで22位になったことがある。それには及ばないが、2人とも20億円以上の年収を稼いで、世界のプロスポーツ選手100人のなかに入ったのだから大したものである。

 とくに錦織はテニスの実力も世界ランク(ATP)5位を維持しグランドスラム初優勝を現実のものとしようとしているが、年収の方もトップ選手に追いついてきた。長者番付トップ100を男子テニス選手だけに限って見ると、1位がフェデラー(総合では5位・以下同)、2位がジョコビッチ(セルビア・13位)、3位がナダル(スペイン・22位)、4位がマレー(イギリス・64位)で、錦織はそれに次ぐ5位である。収入でもトップ5に入ったわけだ。今の勢いが続けばランクをさらに上げるに違いない。

錦織が世界8位に!
アスリートの市場価値ランキング

 ところで錦織、年収ランクでは92位と、やっとトップ100に入ったところだが、海外メディアが行った別のランキングでは世界8位に入っているのだ。当コラムでも何度か取り上げている英国のスポーツビジネス専門誌『Sports Pro』が発表する「The World敗 50 Most Marketable athlete」(今、世界で最も市場価値のあるアスリート50人)である。

 フォーブス誌のスポーツ選手長者番付と同じ時期に発表されるのだが、このランキングで錦織はトップ10入り。男子テニスに限って見れば堂々の1位なのだ。

 このランキングは多分に先物買い的な要素がある。今後の活躍が期待でき市場価値が上がっていくであろうアスリートを選出しているわけだ。その証拠に、すでに十分な実績を残し引退もささやかれているメイウェザー(38)やパッキャオ(36)は入っていない。サッカー界のスーパースターとして評価が定着しているクリスティアーノ・ロナウド(30)は16位、メッシ(27)は22位だ。一方、現在23歳で、今後も活躍を続けそうなネイマールは2位にランクされている。スポーツマーケティングに詳しい英国の専門誌は、それと同じ観点から錦織を世界8位にランクしているわけだ。