数字に対する理解を深めれば、経営を強くすることができる

・売上高のような数字を、その構成要素である「P×Q」に分解する
・それらが増えたり、減ったりした根本原因は何かを考える
・どうすれば「P×Q」を高めることができるのかを考える

 強い経営には、こうした「数字」に対する理解や取り組みが不可欠なのです。

「イノベーションとは商品を見直すことではなく、関係について考え直すこと」というスターバックス創業者のハワード・シュルツ氏の言葉があります。これは、数字に対する理解についても同じことが言えます。

「売上高のような数字を、P×Qの関係について考え直す」

 これこそが、強い経営へとイノベーションする第一歩なのです。

 P×Qの存在がわかれば、経営に必要な「数字」の半分を理解したようなものです。あとは、

・PやQにどんな要素があるのか?
・PやQをどのように経営に活かせばよいのか?
・PやQを高めるには、どのような策があるのか?

 こうした「数字」に対する理解を深めていければ、経営を強くすることができます。次回は、さらにもう一歩踏み込んで、PやQの構成要素は何かを、考えてみましょう。

※次回は、7月28日(火)に掲載します。