また内々定を出した後もフォローが必要です。ディスコが公表している「2016 年度・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」によると、内定辞退防止のために77.5%の会社が内定者懇親会を予定しており、また実際に行われています。

 会社によっては採用者向けに非公開のフェイスブックページを開設するなど、定期的に会社側から情報を発信することによって内定者により興味を持ってもらえるような取り組みをしたり、相談窓口を設置して相談しやすい環境を整備している会社もあります。

 内定辞退の要因は、より志望度の高い会社から内定を取得した場合や本人が他の会社により良い印象を持った場合、あるいは学生の保護者が知名度やイメージから本人に対して辞退を進めたり、友人やインターネットなどのネガティブワードから影響されたりと実に様々です。

 会社は人の集合体だからこそ、採用人数の確保ではなく、人財として相互に大切にし合える取り組みを示し、対話し続けていくことが学生の信頼を勝ち得、辞退防止に繋がっていくのではないでしょうか。

 就職活動が後ろ倒しになり、慌ただしく選考が進む今こそ、対話を通して目の前の相手により意識を向けられることを願っています。

(キャリアプロデューサー 櫻井樹吏)