質問トレーニングで反射神経アップ!

 具体的にどのように英語の反射神経を鍛えるかと言うと、例えば英語のリスニング音声や、TEDなどのスピーチを聴いている時に相づちを打つタイミングで簡単な質問を口に出してみるのです。欧米の人と働いた経験がある人であれば、彼らが話を聞いている途中にでもすぐに、質問をしてくるといった場面を見たことがある人も多いと思います。

 特に、英語でコミュニケーションしている人は、理解の確認のための質問をする習慣があります。例えば「私が子どもの頃は、近所にコンビニがありませんでした」(When I was a child, there was no convenience store near my house)と誰かが話し始めたとします。

 みなさんの頭の中では「このご時世にコンビニがないなんて、どんな田舎の出身だろう?」という疑問が湧くかもしれませんが、「後で種明かしがあるかもしれない」とその場で質問する人はほとんどいないと思います。しかし、欧米の人がその場にいると、”Where did you grow up?”とすぐに質問します。質問トレーニングではこのように、普段は口に出さないようなことを、あえて口に出すということをします。

 このトレーニングを日々続けてみると、英語で話を聞きながら、英語で考えるクセがつきます。そして3週間もすると英語の反射神経が鍛えられ、急に何か質問をされてもすぐに答えられるようになってくるのです。