とはいえ、「読むかどうか」を躊躇したということは、同時に「読みたくないかも……」と感じさせるパートなり、コンテンツなりがその本には含まれている可能性があるということ。
そこを読み飛ばしてしまえば、より快適な読書ができます。
そんなときは「目次」の出番です。
目次はその本の構造を判断するための「地図」ですから、そこから自分にとって必要そうな部分の「見当」をつけていくのです。
また目次には、その本全体の流れを判断できるというメリットもあります。著者や編集者が最適だと判断した順に構成が決められているので、その流れを把握するだけでも得るものは大きい。
「いい本」の定義というのは人それぞれだとは思いますが、「機能性に優れた本」というのはたしかに存在しており、その1つの条件は「目次が優れていること」です。
目次を読むだけで、いろいろな情報が頭の中に流れてきてワクワクしてくる本に出会ったことはありますか?
そういうときは目次をじっくりと「熟読」することをおすすめします。
(第20回に続く 3/24公開予定)