注目! 【稼ぐ人】だけがやっている
最後の「一行」
【貧す人】は、情報だけ伝える。そこで文書の見出しは、「会社へのアクセス」。
そして「交通機関」といった説明書きもある。
簡潔にまとまってはいるが、顧客がこの文書を読んでも、説明会への期待も会社への好感も抱かない。
一方、【稼ぐ人】は、文章を読み終わったあとに、読み手にどんな感情を抱いてもらいたいのかと逆算して考える。
すると、「この会社は、顧客を大切にしている会社だなぁ」、または「気配りがすばらしいなぁ」という感想を言ってもらいたいとすれば、次のような文書構成が考えられるだろう。
あなたとの出会いを、笑顔でお待ちしております。
会社へのアクセスは、とっても簡単。表参道駅から、徒歩1分です。
洋館のような白いビルを目指してきてください。(この後、地図を掲載)
追伸、会社の真向かいにあるカフェのチョコレートパイ、絶品です。
そう、あたかも、久しぶりに会う親友に手紙を出すかのような気持ちで。
「文章を書くことによって、どんな“感情”を伝えたいのか?」
この自分への問いかけに答えたあとに文章を書くと、まったく違った言葉が思い浮かび始める。
言葉には、あなたの感情を充電できるのである。