ビジネス数学の専門家は、「レシート」を何に使っているのか
言うまでもなく。レシートには必ず「数字」が書かれています。この数字を使って、1分間だけ遊んでみるのです。
たとえば、
1,910(円)÷3(点)≒637(円)
なるほど。あの店の1品単価はだいたい600円から700円くらいか。場所やメニューの内容からすると、ちょっとお高めな気がするな……。
消費税率が8%から10%になったら、会計はどうなるだろう……?
1,910(円)−141(円)=1,769(円)
1,769(円)×1.10=1,946(円)
あっ、まだ2,000円でお釣りがくるんだ……。
レシート番号の4桁で「10」でもつくってみようかな。
3627 → (6−3)×(7−2)=2×5=10
レシート番号の4桁で「0」でもつくってみようかな。
3627 → 7−3—6+2=0
このように、テーマは何でもOK。数字を使って頭の中で遊ぶとは、こういうことです。
「レシート遊び」の本質
しかし、「こんなことをして、いったい何の意味があるの?」と思われる方もいるでしょう。たしかに数字が苦手な方にとっては、何の意味も見出せない遊びのように感じるかもしれません。