折り返し期間を過ぎ、余裕が出てくる

 通訳サービスチームに従事するボランティアの中でも、予選リーグが長い競技をサポートする私たちの毎日は安定している。始めは片道2時間をかけて通勤していたこともあり、真っ直ぐ出勤、真っ直ぐ帰宅していたが、1週間も経つと慣れてきたもの。近頃では「ここは安全。この経路で行くこと」とチーム仲間のリオっ子からアドバイスのあった観光名所に次々と出かけている。

 午前シフトの日は、着替えをバッグに忍ばせて通勤し、業務が終わると他の競技を見たり観光をしたり。仲良くなったボランティア仲間と誘い合って、短いリオ滞在を満喫する。午後シフトの日は朝からビーチ、あるいはゆっくり身体を休めて、業務に備える。

 私の場合は途中から午後シフトが増えて来たため、午前はホテルで9月に発売される新刊の原稿チェックなど、日本から持ち込んだ仕事をしていることが多い。それ以外の時は、日本人選手が出場する競技を見に行くこともある。

「安全地帯」のオリンピック公園でリオの夜を満喫プレゼントチケットで女子マラソン観戦

オリンピック試合の観戦チケットプレゼント

 もともとブラジルではサッカーやテニスなどの一部の競技を除き、スポーツを生で見る機会が少なかったという。そのため、ブラジル人にとって馴染みのない競技のチケットが売れ残っているらしい。

 ボランティア参加2日目にこれらのチケットが、ボランティアスタッフにプレゼントされるというサプライズがあった。しかも友人や家族も一緒に行けるようにと、2枚セットでプレゼントされたのだ。

 メールでランダムにプレゼントされたチケットは、休暇日に開催される試合とあり、私や私の仲間もマラソン、ハンドボール、水球、卓球、ボクシングなどのチケットをもらって見に行き、オリンピックの感動を目の当たりにした。この無料チケットも、ボランティアとしてオリンピックに参加するメリットの一つだろう。