秋葉原オタクの街、秋葉原は中国人観光客にも人気のスポットだ 写真:©東方新報

中国では10月1日からの1週間、建国記念日にあたる国慶節を祝う大型連休となる。毎年、大勢の中国人が海外旅行に出かけるが、今年は香港の問題などもあり、例年以上に日本の人気が高まった。かつては家電製品や化粧品などの爆買いが目立った中国人観光客たち。果たして今回は何にお金を使ったのか。(『東方新報』取材班)

 中国の大手ネット旅行サイト「携程(シートリップ、Ctrip)」が10月8日に発表したデータによると、2019年の国慶節期間中に海外旅行をした中国大陸の住人は約700万人。旅行先ランキングでは日本が20万人を超え、香港を初めて抜いて首位の座に輝いた。

 中国人旅行者の消費意欲は相変わらず旺盛だ。日本で消費した額は1人平均1万元(約15万円)を超えている。だが、大量の箱や袋を抱えるかつての爆買い客は減りつつある。では、中国人観光客は日本のどこを訪れ、何にお金を使っているのか。