短時間でトップ営業マンになれる「秘密の習慣」、今日から実践可能!「トップセールス」と「そうではない人」の違いは何か(写真はイメージです) Photo:PIXTA

レビュー

「販売目標に届かない」「ノルマがきつい」「ニーズがない」 ……営業担当者なら誰しもが一度は悩んだことがあるかと思う。本書『できる営業は、「これ」しかやらない 短時間で成果を出す「トップセールス」の習慣』は、そんなあなたの悩みを解決してくれる。

 本書の著者は、リクルートグループの営業として全国トップ表彰を4回受賞、現在は独立して年間約200回の営業研修を行う人物だ。本書では、「エクセルを使い営業先をグループ分けすることで、アプローチ先を厳選する」「2つの提案をしてお客様を満足させ、リピートを狙う」など、今日から実践できる方法が豊富な具体例とともに解説されている。オンライン営業の方法、顧客との関係構築方法、優れた顧客基盤の築き方など、どれをとっても足で稼ぐことを推奨するような根性論ではなく、効率的な方法を論理的に紹介しているのが特徴だ。

 新型コロナウイルスの蔓延をはじめとし、変化が激しい現代においては、訪問数を増やすなどといった昔ながらのアプローチだけで着実に営業成果を残すのは難しい。そんな今だからこそ、本書を読めば、時代に合った営業スキルを身につけることと、優良な顧客基盤を築き上げることが、着実に成果を上げていく秘訣だとわかるだろう。営業の仕事に悩みを抱えている方や、さらなる高みをめざしたい営業担当者に、ぜひ手に取っていただきたい一冊である。きっと明日からの営業活動に変化が生まれるはずだ。(木下隆志)