教師#8Photo:PIXTA

教員養成・教育系学部は私立大学による新設が多く、実は偏差値40台の受験生にも門戸が開かれている。一方で老舗は衰えているのか否か。特集『教師 出世・カネ・絶望』(全15回)の#8では、全国168教員養成・教育学系学部について、38年間という長いスパンの偏差値の推移も掲載し、大局的にその実力に迫った。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

私立の教育系学部で
平均偏差値が下落

 教師を輩出する教員養成・教育学系学部の合格者平均偏差値が私立大学において下落している。

 しかしこの事実は、大学単位で見ると首をかしげるものとなる。

 教員養成系・教育学系統の学部において私立トップである早稲田大学・教育学部の38年間の偏差値推移(ベネッセコーポレーション「進研模試」)は以下である。

 68(1982年)→72(1992年)→73(2002年)→73(2012年)→77(2020年)。

 教員就職者数が私立の中でも抜群に多い文教大学は以下の通りだ。

 55(1982年)→55(1992年)→62(2002年)→66(2012年)→67(2020年)。

 どちらも偏差値は上昇している。それではなぜ、全体の合格者平均偏差値は下がっているのか。