激務の教師にとって負担が大きいのが部活指導。「仕事の合間に部活で教えたい」というビジネスマンが引き受けてくれれば大助かりだ。教える仕事を副業にするなら大きく三つのコースがある。特集『教師 出世・カネ・絶望』(全15回)の#13では、具体的な60の仕事とその料金相場を列挙する。(ダイヤモンド編集部 大根田康介)
副業で部活指導
ビジネスマンにチャンス
「最大のネックは部活指導だった」
立命館大学を運営する学校法人立命館の担当者は立命館中学校・高校など付属校の働き方改革を進める中で、そう振り返る。同法人では専門技量を持つ外部指導員が教師に代わって部活の顧問業務を担う制度を導入した。これにより教師は約50人の外部指導員と共に2~3人でシフトを組みながら指導するようになった。
部活指導は授業後の残業となり、休日出勤もあるため、教師の過重労働の最たるものとしてしばしば問題視される。文部科学省は、休日の部活を地域や民間団体など外部指導員に任せる改革案を作って2023年度から段階的に実施する。
そうした動きの中で、ビジネスマンが部活指導を副業にするチャンスが生まれている。