教師#14Photo:PIXTA

学校や行政による働き方改革を待っていては身が持たないという教師たちは、自分なりに仕事を減らす改革をしてしまえばいい。テストの採点方法一つにしても、やり方次第で時間を短縮できる。特集『教師 出世・カネ・絶望』(全15回)の#14は、現役の公立中学校教師が「時短術」を伝授する。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

働き方改革を待っていられない
自分なりに仕事を時短!

 ブラック職場で激務に追われる教師たちは、学校や行政による働き方改革を待っていては身が持たない。であれば、自分なりの改革で仕事を時短してしまえばいい。

 福井県の公立中学校教師である江澤隆輔氏は実際に時短を実践してきた。「全ての仕事を時短するわけではない。本業のど真ん中である授業などに時間をかけるため、その周辺の仕事時間を短くした」と江澤氏。専門は英語であり、「英語の研究をしっかりやりたい」という思いが根底にあった。

 例えば、職員室の空気を読まずに帰る。テストの採点一つにしてもやり方次第で時短できる。