夏場のダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。発売直後から売り切れが続出し、全国で大きな話題を呼んでいる。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。

医者が教える正しい糖質制限ダイエットPhoto: Adobe Stock

主食の量をコントロールする

 1日に摂取する糖質を60g以下に抑えると、誰でもやせることができます。

 ただし、糖質を厳密に計算するのは面倒くさいという人もいるでしょう。そんな人は、まずは主食だけに注意を払ってみてください

 なぜなら、大多数の人は、1日に摂取する糖質の半分以上をパン、ごはん、麺類といった主食から摂取しているからです。

 主食に含まれる糖質量を知り、主食の量をコントロールすることで、1日の糖質を60gに抑えやすくなるはずです。

「1日に主食から摂取する糖質量」の目安は、60gの半分の30g以下です。残りの30gの糖質は、主食以外の食事から自然と摂取してしまうと考えてください。

 30gの糖質量は、次に紹介する主食を目安にしてください。

 また、主食を減らした分、主菜や副菜を1品増やすなどして、タンパク質、食物繊維をしっかり摂取するようにしてください。

「体重をキープしたい」「緩やかに減量したい」と考える人の場合、糖質量の目安は1日100~120gです。ですので、次に紹介する主食を1日2回と考えてみましょう。

「主食から摂取する1日の糖質量」の目安

■パンの糖質量

・クロワッサン2つ:糖質25g

・食パン8枚切り1枚:糖質20g

・バターロール2つ:糖質28g

■ごはんの糖質量

・白米ごはんお茶碗半分:糖質28g

・玄米ごはんお茶碗半分:糖質26g

■麺類の糖質量

・かけそば半人前:糖質26g

・かけうどん半人前:糖質25g

・スパゲッティカルボナーラ半人前:糖質31g

■シリアルの糖質量

・コーンフレーク+ミルク(1食の半分):26g

・フルーツグラノーラ+ミルク(1食の半分):24g

主食の糖質量

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)