ひろゆきが「この人は敵だ」と思ったら必ずやるようにしていることひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

敵への対処法

 長く生きていると、「この人は敵だな」と思う人が現れると思います。

 そのときの対処法を間違えると、後々、めんどくさくなってしまいます。なので、敵だと思ったらどうすればいいのか、僕なりの考え方を紹介したいと思います。

「本当の敵」と「ただ嫌いな人」

 まず、2つのパターンに分ける必要があります。「仲間の中の敵」なのか、「ただの敵」なのか。これを混同するといけないので、それから説明しましょう。

「仲間の中の敵」は、学校の中だと同じクラスの嫌な奴とか、職場だと同僚でいがみ合っている奴ということになります。

 これは一定の人間が集まれば、必ず生まれてしまうものです。好き嫌いのレベルの話なので、ヘタに衝突しないように割り切って付き合うしかないと思います。そんなものは敵でもなんでもありません。

 次に、「ただの敵」です。これは、取引先の人を思い浮かべていただくとわかりやすいでしょう。仕事を発注して請求された金額が高額だったり、約束したスケジュールを守らなかったりされるときがあると思います。

 こういうとき、お互いにとって利害関係が生じることになります。そういうときには、徹底的に戦うようにしなくてはいけません。こちら側の権利を主張したり、相手の間違っていることを指摘したり、とにかく立場上の争いをしたほうがいいのです。

 それなのに、日本人の特徴として、なるべく事を荒立てないようにして泣き寝入りするようなこともあるみたいですが、それは間違っていると思います。

「敵」は「強力なライバル」になりうる

 利害が生じている場合は、人としての好き嫌いは脇に置いておくことになります。とにかく、立場上、言いたいことは言うに限ります。

 もし、そうやって争ったことで仲違いしたとしても、それは「立場」が違うから仕方ありません。

 たとえば、僕の例だと、もともと取引先だった会社があるのですが、それが後々、自分たちが買収することになり、敵対していた人が同僚になったことがあります。

 立場上、ケンカしていた相手でしたが、同僚になってしまうと、今度は「お互い協力したほうがトクじゃない?」と思うようになりました。

 あんなに手強かった敵も、仲間になってしまうと強力なライバルに変わるわけです。そのためには、ちゃんと初めから立場上の意見をぶつけ合っておくことが大事です。

 ということで、どんなときも「嫌われたくない」という個人的な感情は邪魔になるわけですね。立場上の敵だったら敵として向き合う。同僚でただ嫌いな人だったら擦り合わないように付き合う。そういう対処法を身につけるようにしましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。