不満を抱える人は9割以上…【最高の処方箋】眠れない夜が変わる“寝具の見直し”
「病院に行っても治らなかった不眠の悩みが解決した」「普段なかなか寝ない子どもがスヤスヤ眠った」――感謝の声、続々! 睡眠専門医も納得の2万人を救った「快眠メソッド」を初公開。夜、ぐっすり眠れないという不眠の悩みを医者や睡眠導入剤に頼る前にやるべきこと。それは、寝心地を大きく左右する寝具の見直し。加賀百万石の歴史都市・金沢で江戸時代に創業し、289年の歴史を誇るふとん店「眠りにまっすぐ乙丸屋」の12代目店主は、不眠に悩む人やもっとぐっすり眠りたいという人に向けて、快眠のアドバイスを施して評判だ。初の著書『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)では、寝具を味方にして快眠に導き、仕事に家事に最高のパフォーマンスを発揮できる「60+プラス1」の方法を、さまざまなエビデンス(科学的根拠)とともに徹底指南! 医者や学者が語ってこなかった素朴にして最も影響の大きい「寝具」の視点から、あなたを快眠に誘う。医学監修:森川恵一(日本睡眠学会総合専門医)
※本稿は、『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

「寝ても疲れがとれない」「夜中に何度か目が覚める」
「寝つきが悪い」「眠りが浅い」
「寝ても疲れがとれない」
「夜中に何度か目が覚める」
「朝すっきりと起きられない」
「日中もだるい、眠くなる」
あなたも、こんなふうに眠りに悩んでいませんか? そして、「とにかくぐっすり眠りたい」と思っていませんか?
実際、眠りに悩みを抱えている人は、とても多いです。
睡眠に不満がある人は9割以上
フジ医療器の調査(2024年)によると、睡眠について不満がある人は94%にも上り、睡眠に関して最も不満に感じることは「何度か目が覚める」が2年連続トップ。
理想の睡眠時間は「8時間」なのに対し、実際は「6時間以下」が半数以上となっています。
日本人の平均睡眠時間は主要国で最も短く、不眠による経済損失は18兆円規模とみられているのです。
寝具を味方にすれば、快眠は手に入る
そこで拙著『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』では、寝具を味方にして快眠に導き、仕事に家事に最高のパフォーマンスを発揮できる「60+1」の方法を、さまざまなエビデンス(科学的根拠)とともに紹介していきます。
眠りに関する本は、これまでにもたくさん刊行されています。しかし、これまでの“睡眠本”と本書には明確な違いがあります。
他の睡眠本とは何が違うのか?
多くの睡眠本は、医師や学者、または民間療法にたずさわる方々による著書がほとんどです。
そこには「朝起きたら朝日を浴びましょう」「夜寝る前のスマホは控えましょう」という“正論”が書かれていることが多いです。
睡眠の決め手は「寝具」
そのような睡眠本では、1つ決定的に大事なことが見過ごされているのです。それは、枕・敷布団・掛布団・ベッドなどの「寝具」です。
寝床は1日のおよそ3分の1を過ごす場であり、寝具は全身をゆだねて安眠に直結するツールともいえます。
そんな寝具の活用法が、あまりにもいい加減で、おろそかになっているがあまり、睡眠に対する不満が解消されていない例がとても多いのです。
寝具の違いが睡眠の質を左右する
逆をいえば、寝具を見直すことで、不眠が驚くほど解消されるケースが多いです。たとえば、枕が合っていないだけで首や肩に負担がかかり、眠りが浅くなることがあります。
敷布団が硬すぎても柔らかすぎても、身体に無理な力がかかり、深い眠りに入るのを妨げてしまいます。
掛布団の素材や重さによっては、寝返りが打ちづらく、途中で何度も目が覚めてしまうこともあるのです。
自分に合った寝具で眠りが変わる
一方で、自分の体型や寝姿勢に合った寝具を使うことで、睡眠の質は劇的に向上します。
呼吸が深くなり、寝返りもスムーズになり、自然と「ぐっすり眠れた」と感じられるようになるのです。
寝具は身体に触れる最高の処方箋
薬を飲まなくても、寝具を変えるだけで「朝まで一度も起きなかった」「寝起きが軽くなった」といった声が多数寄せられています。寝具は、言わば“身体に直接触れる最高の処方箋”なのです。
体圧分散・温度調整・通気性・衛生性など、睡眠を左右するさまざまな要素をふまえて、最適な寝具選びをすることで睡眠は改善するでしょう。さらに、寝具の手入れ方法や買い替えのタイミングなども大事なポイントです。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。