第13回
学歴との向き合い方で人生の明暗が分かれた、20代の若者たち
吉田典史
今回は、20代の若者が学歴絡みの“迷い”を抱え、人生の岐路に立つ姿を紹介したい。20代の時期は、学歴と向かい合うときでもある。筆者は、その…
2016.4.5
今の日本には、「学歴」を基に個人を評価することが「時代遅れ」という風潮がある。しかし、表には出にくくなっても、他者の学歴に対する興味や差別意識、自分の学歴に対する優越感、劣等感などは、今も昔も変わらずに人々の中に根付いている。
たとえば日本企業の中には、採用において人事が学生に学歴を聞かない、社員の配属、人事評価、昇格、あるいは左遷や降格に際しては仕事における個人の能力や成果のみを参考にする、という考え方が広まっている。しかし実際には、学歴によって選別しているとしか思えない不当な人事はまだまだ多く、学閥のようなコミュニティもいまだに根強く存在する。学歴が表向きに語られなくなったことで、「何を基準に人を判断すればいいのか」「自分は何を基準に判断されているのか」がわかりずらくなり、戸惑いも生まれている。こうした状況は、時として、人間関係における閉塞感やトラブルを招くこともある。
これまでの取材で筆者は、学歴に関する実に多くのビジネスパーソンの悲喜こもごもを見て来た。学歴に翻弄される彼らの姿は、まるで「学歴病」に憑りつかれているようだった。学歴は「古くて新しい問題」なのだ。本連載では、そうした「学歴病」の正体を検証しながら、これからの時代に我々が意識すべき価値基準の在り方を考える。
第13回
吉田典史
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2016.4.5
第12回
吉田典史
今回は、労働組合の関係者に、高学歴の会社員が陥り易いリスクについて詳しくを聞いた。事務処理能力は抜群に優秀でも、なぜか会社からスポイルされ…
2016.3.29
第11回
吉田典史
今回は、学歴病が「若い世代」の意識に与える影響について考えたい。以前、筆者が入社試験の論文を教えていた専門学校では、出身大学の偏差値によっ…
2016.3.22
第10回
吉田典史
今回は、主にベンチャー企業がこぞって採用していると言われる「キラキラ女子」について考察しよう。キラキラ女子は、企業において、高学歴で優秀な…
2016.3.15
第9回
吉田典史
今回は、三十数年前の学歴を持ち出し、周囲をこき下ろす高学歴な社会保険労務士を紹介したい。現在の自分のキャリアに満足していない彼の言動からは…
2016.3.8
第8回
吉田典史
今回は、ユニークな玩具や脱力系グッズを企画・制作し、注目を集めるザリガニワークスの共同経営者2人にクリエイターの“学歴論”を聞く。「学歴を…
2016.3.1
第8回
吉田典史
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2016.3.1
第7回
吉田典史
将来を約束されていたはずなのに、なぜか不遇なポジションにいる「東大卒社員」を、見かけたことがないだろうか。彼らはなぜ、出世コースを外れてし…
2016.2.23
第6回
吉田典史
企業の現場では、依然として東大を中心とした高学歴な学生を重視する採用が行われている。実際のところ、「東大卒」重視の考え方は意味があるのだろ…
2016.2.16
第5回
吉田典史
学歴コンプレックスを克服して成長できた――。経営者の中にはそうしたことを語る人が少なくない。今回は、「最終学歴・高卒」というコンプレックス…
2016.2.9
第4回
吉田典史
偏差値が高い大学を出た社員が口にする不満に、「自分はいい大学を出ているのに、なぜか出世が遅い」というものがある。実力主義の会社と学歴主義の…
2016.2.2
第4回
吉田典史
偏差値が高い大学を出た社員が口にする不満に、「自分はいい大学を出ているのに、なぜか出世が遅い」というものがある。実力主義の会社と学歴主義の…
2016.2.2
第3回
吉田典史
企業社会に「実力主義」の風潮が広がって久しいが、依然として学歴重視の新卒採用が行われている企業は多い。先進的なイメージが強いベンチャー企業…
2016.1.26
第2回
吉田典史
卒業した大学の自慢話をしながら、会社の愚痴に花を咲かせる中高年社員たち。そうした人の多くは会社で浮かばれていない。「学歴病」のおじさんはな…
2016.1.19
第1回
吉田典史
学歴は、人生が行き詰まったときに、自分を奮い立たせるための最終兵器なのかもしれない。超高学歴であるにもかかわらず、社会でうまく行っていない…
2016.1.12