経営戦略(153) サブカテゴリ
フィードバックとは簡潔にいえば、「評価結果を評価された本人に伝えること」だ。学習機会や改善につながる有益な手段だが、感情がからむものでもあり、なかなか思うようにはいかない。効果的なフィードバックを職場でうまく機能させるための、4つのポイントを紹介する。

第11回
製造業のサービス業化の流れが進む昨今、技術で勝っても事業で勝てない日本企業が増えているのは、アップルやグーグルのような「価値づくり企業」へと脱皮できていないからだ。部分最適から抜け出すための「Think Forest思考」を考えよう。

職場には「促進焦点」型と「予防焦点」型の人材がいる(前回の記事)。後者は、安定の維持やミスの回避を重視するため、その功績は目立たない。しかし花形ではない任務でも黙々と丁寧に取り組み、物事を順調に回しているのはこうした人たちだ。たまには彼ら彼女らを陰のヒーローとして称えてはいかがだろう。

キャッシュフロー計算書では企業がまた、安定、成長、リストラのどのパターンに近いか見えてくる。ソフトバンクとドコモの戦略は営業活動、投資活動、財務活動の3つのキャッシュフローにどのように現れるのだろうか。

日本、および日本人に欠けているもの
これまでのやり方は通用しない、と盛田昭夫がはっきりと察知したのは1971年のこと。この時期、ソニーの業績は絶好調だったが、盛田は世界の変化と、内なる硬直化の問題を察知していた。そしてそれは、日本、および日本人に通底する問題だった。本誌2012年11月号に開始した人気連載「盛田昭夫 グローバル・リーダーはいかにして生まれたか」、通算第31回(2014年秋に単行本化を予定)。

第10回
「自宅で最期を迎えたい」と考える人のため、在宅医療を始めた武藤氏。「50代で東大教授に」と言われたエリート医師を経て、高収入の経営コンサルタントに就いた武藤氏は、なぜ現在の仕事を始めることになったのか。そこには、名誉よりお金より欲しかったものの存在があった。

人は経済合理性だけで動かない。たとえ料金体系の変更が顧客にとってメリットがある場合でも、「公平性」を欠くと思われれば反発を招く。動画配信で急成長中のネットフリックスも、かつてそれで痛い目を見たことがある。本誌2014年7月号の特集「良い価格 悪い価格 」関連記事、第4回。

第5回
私が『史上最大の決断』を書いた目的の1つは、国を統率する政治家のリーダーシップのあり方を描くことにあった。特に、戦時下という危機の時代にどのようにして国家を率いていくのかに着目した。そのための評価基準が、アリストテレスの唱えた「フロネシス」の能力である。これは賢慮とも実践知とも訳される言葉だ。今回は、このフロネシスの能力を備えた「実践知リーダー」の1人として、英国首相チャーチルを取り上げる。

企業が目指すブレークスルーの度合いが大きければ大きいほど、投資の規模も不確実性も増える。そのような「大きな賭け」の勝率が高まる条件を、豊富な経験と観察をもとにアンソニーが紹介する。

第1回
日本全体でグローバル人材の不足が叫ばれる中、外資系企業のリーダーが日本企業のマネジメントへ転進するキャリアが目立つ。日本企業の最優先課題といえる「経営のグローバル化」の実現に、外資系出身者はどのような貢献をしていくのか。20年以上の外資系企業でのキャリアを経て、現在ワールドの海外本部を率いる足立光氏に聞いた。

「自分にこれ以上嘘はつけない」「もはや辞めるしかないか」-―一見、他に道はないように思える事態であっても、勇気を持って真実を明らかにすることで、悪しき現状を変えられることがある。そんな逸話をブレグマンが伝える。

権限委譲や自由裁量の重要性はしばしばクローズアップされる。しかし、過小管理の危険についてはどうだろう。ありふれているのに見過ごされているこの問題、つまり「いい人だが弱いマネジャー」の存在についてマキューンは注意を促す。

キャリアの選択は人生で最も難しい課題の1つだ。多くの判断材料が挙げられるが、筆者は1つの説得力ある基準を示す。それは「モチベーションの焦点」だ。自分が得意なのは「攻め」か「守り」か――それを知れば、自身に合う業界・職種がある程度わかるという。

貸借対照表では財務の構造や安全性、どのような経営資源で事業を展開しているかなど、事業の構造が見えてくる。大型買収をしたソフトバンクの貸借対照表には2013年と2014年とではどのような違いがあるのか。ドコモとの差はどこにあるのか考える。

第291回
業績絶好調のタイヤ最大手ブリヂストン。2013年度は多額の特別損失を計上しながらも売上高、最終利益とも過去最高を更新した。その一方で抱える課題を、津谷CEO兼会長に聞いた。

「会話の知能指数」(Conversational Intelligence:CI)とは、知性ある会話によって組織力や業績を高めるという概念だ。提唱者のジュディス・グレイザーは神経科学の理論を会話力に応用し、同テーマの著書はダニエル・ピンクやアンジェラ・アーレンツにも絶賛されている。HBR.ORGの連載記事、第1回は会話の齟齬を引き起こす身体的な要因と、CIを高める初歩のコツをお伝えする。

第135回
今回は、ドラッグストア業界の決算データを拝借して、この業界で採用されているビジネスモデルの考察と、これに付随して、すべての上場企業で行なわれている「管理会計の粉飾決算」を紹介することにしよう。

第4回
ノルマンディー上陸作戦を題材に「歴史のif(もし)」を考えることによって、未来創造のための教訓を得ることができる。今回は、この作戦における革新的な戦術である消耗戦と機動戦の止揚について考えてみたい。これもまた、連合軍の勝利を決定づけた分岐点の1つである。

第4回
ソフトバンクのスプリント・ネクステル社買収を筆頭に、生き残りをかけた海外M&Aの動きが顕在化している。だが、1+1が2にさえ至らない、所謂コングロマリット・ディスカウントに陥っている日本ブランドは少なくない。

新規事業の取り組みが遅々として進まないのはなぜか。それはイノベーションが本質的には「新たな成長モデルの探求」であり、既存事業における迅速化の手段を適用できないからだ。探求の旅を加速させるには、市場での学習、独自の資金供給など5つの要件が必須であるという。
