
2008.11.11
旧式石炭発電に依存したまま、原子力の先端技術に走る中国の矛盾
ポスト京都議定書で、中国はこれまでの安易なエネルギー効率ではすまされなくなる。その前提となる会議(COP14)で中国に対する規制強化は免れず、その圧力に対して中国は必死に言い訳を探している。
生活経済ジャーナリスト
豪州の大学へ進学後、香港、中国滞在後、シンガポールで会社設立等に携わる。豪州ボンド大学院MBA取得後、育児中に桜美林大学大学院にて博士号取得(企業統治)。立教大学(経済学部)特任教授。嘉悦大学、城西国際大学大学院で准教授(マーケティング、経営戦略、人的資源管理など)も歴任。国土交通省道路協会有識者会議メンバーも務めた。NPO法人マネー・キャリアカウンセラー協会代表。FP(ファイナンシャルプランナー)。柏木理佳ホームページ 近著に「共働きなのに、お金が全然貯まりません」(三笠書房)
2008.11.11
ポスト京都議定書で、中国はこれまでの安易なエネルギー効率ではすまされなくなる。その前提となる会議(COP14)で中国に対する規制強化は免れず、その圧力に対して中国は必死に言い訳を探している。
2008.10.28
欧米の経済が低迷する中、経済大国となった中国の存在は大きい。そもそも米国発の金融危機で世界中が打撃を受けている中、中国の痛手は少ない。金融面の打撃は欧米に比較して限定的である。
2008.10.15
中国の深刻な食品問題を根本的に解決するには、実は農業の改革が必要不可欠だ。貧困な農村地域では、農薬使用のリスクや、工業地域からの汚染された水による農業への悪影響さえ、理解する場が与えられていない。
2008.9.30
中国の水道は、飲み水として使えないものが75%を占めるが、地方では不衛生な水を飲むしか選択肢がないところがほとんどである。意図的なメラミンの混入よりも、さらに根が深い問題ともいえる。
2008.9.16
中国には、排水基準に違反している企業が公表されるサイトがある。中国国内企業も対象であるが、中国に進出しているすべての外資系企業も対象となっている。もちろん日本企業も含まれる。
2008.9.2
北京五輪でどの会場の販売店、繁華街のマクドナルドに行っても不親切なことがあった。500mlのミネラルウォーターを10人分購入しても袋をくれない。背景には深刻な資源不足がある。
2008.8.5
8月8日の北京五輪まであと少し。私は柔道やバレーボールなどを観戦するが、五輪を迎える北京の準備態勢はまったく整っているとはいえない。
2008.7.22
この受賞に何より意味があるのは、天安門事件のことが書かれた本が、中国ではなく、日本で評価されたことである。楊逸氏の芥川賞受賞は、中国の変化を触発する大きなきっかけになるだろう。
2008.7.8
IOCは「北京の大気はかなり改善された。一部の世界のメディアは無責任な報道をしている」と発表した。メダル獲得できないのを大気のせいにされ、北京開催を決めたIOCのせいにされたくない意向が見え隠する。
2008.6.24
日中は東シナ海ガス田の共同開発で合意した。日本側には、本当に資源を必要としている必死さがなく、中国ほど将来のことを深刻に考えていないことが、今回の交渉の甘さにはみられた。
2008.6.10
最低限の生活ができないと悲鳴を上げている日本だが、悲鳴の大きさは日本より中国のほうが激しいかもしれない。とはいえ食料事情でいえば、大局的にみて日本は中国よりもっと深刻な事態に陥る。
2008.5.27
今回の地震の復興作業には、数年はかかるだろう。地方に工場が多い製造業においては、原材料不足や人民元高騰によって輸出が減少し、経済は大きな打撃を受ける。GDPへの影響は、一時的では収まらない。
2008.5.13
4月20日に北京で行われたマラソンの五輪プレ大会で、不自然な大雨が降って選手を驚かせた。この雨は人工的に降らせたもの。中国環境保護省は、大気汚染が20日は良、21日は優だったと成果を強調した。
2008.4.22
そもそもスポーツと政治は本来別の問題である。各国の首相が開幕式に不参加を表明しても、聖火リレーで抗議しても、中国政府に対しては逆効果である。よけい面子をつぶされて意地になるだけだ。
2008.4.8
中国の株価は3500ポイントの水準まで下落している。崩壊した政府の管理、そして未熟な市場経済。中国経済は、北京五輪を待たずに、すでにバブル崩壊=株価下落サイクルに突入した可能性が高い。
2008.3.25
チベット問題が拡大することは、胡錦濤にとって失脚にもつながる大変な失敗である。北京五輪前で世界が注目しているこの時期、しかも党大会の時期を選んで、チベット側は長年の胡錦濤への恨みを爆発させた。
2008.3.11
5日開幕した全人代で、温家宝首相が政府活動報告について、自己批判を延々と発表したのだ。中国人にとっては謝罪することは自己の過ちすべてを認めることであり、人生において最大のマイナスである。
2008.2.26
メタミドホスが次々に発見されている。それも、製造元は“日本企業”である。「山東仁木食品」は日本企業のニッキーフーズが100%出資するグループ会社で、れっきとした日系企業だ。
2008.2.14
中国製ギョーザ中毒事件は、今でも毎日多くの時間を割いてテレビで報道されている。これに影響を受けているのが、横浜の中華街である。ここ最近の中華街訪問客数をみてみると、それは明らかだ。
2008.1.29
ダンボール肉まん事件以降、政府が食品がらみの報道を管理統制するようになったため食品関係の報道は減少したが、現状は変わらない。食品事情が改善されない理由は、多くの企業が地方に存在するからだ。
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