2008.9.16 中国で多くの日系企業が環境基準違反のブラックリストに! 中国には、排水基準に違反している企業が公表されるサイトがある。中国国内企業も対象であるが、中国に進出しているすべての外資系企業も対象となっている。もちろん日本企業も含まれる。
2008.9.2 ポリ袋も使えない中国の深刻な資源不足とエネルギー問題 北京五輪でどの会場の販売店、繁華街のマクドナルドに行っても不親切なことがあった。500mlのミネラルウォーターを10人分購入しても袋をくれない。背景には深刻な資源不足がある。
2008.8.5 準備が間に合わず、規制ばかりが目に付くドタバタの北京五輪 8月8日の北京五輪まであと少し。私は柔道やバレーボールなどを観戦するが、五輪を迎える北京の準備態勢はまったく整っているとはいえない。
2008.7.22 芥川賞受賞「時が滲む朝」の価値を、中国には認めてもらえない現実 この受賞に何より意味があるのは、天安門事件のことが書かれた本が、中国ではなく、日本で評価されたことである。楊逸氏の芥川賞受賞は、中国の変化を触発する大きなきっかけになるだろう。
2008.7.8 北京五輪を目前に控え、慌てて環境対策に取り組む中国の本気度 IOCは「北京の大気はかなり改善された。一部の世界のメディアは無責任な報道をしている」と発表した。メダル獲得できないのを大気のせいにされ、北京開催を決めたIOCのせいにされたくない意向が見え隠する。
2008.6.24 福田首相の人気取りと中国の資源不足で利害一致したガス田共同開発 日中は東シナ海ガス田の共同開発で合意した。日本側には、本当に資源を必要としている必死さがなく、中国ほど将来のことを深刻に考えていないことが、今回の交渉の甘さにはみられた。
2008.6.10 中国の成長と変化が、日本に5年間の物価上昇をもたらす 最低限の生活ができないと悲鳴を上げている日本だが、悲鳴の大きさは日本より中国のほうが激しいかもしれない。とはいえ食料事情でいえば、大局的にみて日本は中国よりもっと深刻な事態に陥る。
2008.5.27 四川大地震が中国の政治経済に与える影響は計り知れない 今回の地震の復興作業には、数年はかかるだろう。地方に工場が多い製造業においては、原材料不足や人民元高騰によって輸出が減少し、経済は大きな打撃を受ける。GDPへの影響は、一時的では収まらない。
2008.5.13 北京五輪が成功しても、中国には深刻な環境問題が控えている 4月20日に北京で行われたマラソンの五輪プレ大会で、不自然な大雨が降って選手を驚かせた。この雨は人工的に降らせたもの。中国環境保護省は、大気汚染が20日は良、21日は優だったと成果を強調した。
2008.4.22 聖火リレー妨害や不参加は、“面子の国”中国を頑なにさせるだけ そもそもスポーツと政治は本来別の問題である。各国の首相が開幕式に不参加を表明しても、聖火リレーで抗議しても、中国政府に対しては逆効果である。よけい面子をつぶされて意地になるだけだ。
2008.4.8 北京五輪を待たずに中国経済バブルの崩壊が始まった 中国の株価は3500ポイントの水準まで下落している。崩壊した政府の管理、そして未熟な市場経済。中国経済は、北京五輪を待たずに、すでにバブル崩壊=株価下落サイクルに突入した可能性が高い。
2008.3.25 胡錦濤体制が続く限り、もはやチベット問題は抑えきれない チベット問題が拡大することは、胡錦濤にとって失脚にもつながる大変な失敗である。北京五輪前で世界が注目しているこの時期、しかも党大会の時期を選んで、チベット側は長年の胡錦濤への恨みを爆発させた。
2008.3.11 全人代で異例の自己批判に徹した中国政府の真意 5日開幕した全人代で、温家宝首相が政府活動報告について、自己批判を延々と発表したのだ。中国人にとっては謝罪することは自己の過ちすべてを認めることであり、人生において最大のマイナスである。
2008.2.26 モラルなき輸入が続く限り、メタミドホス騒動は繰り返す メタミドホスが次々に発見されている。それも、製造元は“日本企業”である。「山東仁木食品」は日本企業のニッキーフーズが100%出資するグループ会社で、れっきとした日系企業だ。
2008.2.14 横浜中華街にも深刻なダメージを与えた中国食品問題 中国製ギョーザ中毒事件は、今でも毎日多くの時間を割いてテレビで報道されている。これに影響を受けているのが、横浜の中華街である。ここ最近の中華街訪問客数をみてみると、それは明らかだ。
2008.1.29 悪名高い中国食品事情が改善されない理由 ダンボール肉まん事件以降、政府が食品がらみの報道を管理統制するようになったため食品関係の報道は減少したが、現状は変わらない。食品事情が改善されない理由は、多くの企業が地方に存在するからだ。
2008.1.15 北京五輪ボイコットが叫ばれる背景とは 中国が石油獲得に進出したスーダンは、石油収入の大半を虐殺に使う中国製兵器の購入にあてている。米下院は7月に北京五輪ボイコットを全会一致で可決。五輪芸術顧問に就くスピルバーグ監督も辞任を示唆する。