池上正樹
第4回
かつての会社員は、個人を殺し、上司や会社の理不尽にも耐え、職場に適応していくことが当たり前だと信じてきた。だが、近年では上司からの些細な心無い言葉、職場の冷め切った雰囲気、成果主義による確執をトラウマに、会社に出社できなくなった「引きこもり」社員が増加している。その背景にあるのは、個人の問題かそれとも企業の問題なのか。

第3回
自立したはずの社会人がある朝、突然「起きられない」「会社に行こうにも、家から出られない」――そんな“オトナの引きこもり”が、水面下で深刻化している。なぜこのような人々が増え始めてしまったのだろうか。

第2回
この年の瀬もまた、働きたくても仕事に就けない元気な人たちが、巷には溢れている。そんな時代の中で、引きこもるオトナたちは、社会への入り口も見つけられないまま、確実に増えている。

第1回
自立したはずの社会人が、「ある朝、突然、動けなくなる」「会社に行こうとしても、家から出られなくなる」――そんな「引きこもり」するオトナたちはいま、確実に増え続けている。しかし、彼らに対する国の就労支援事業が「事業仕分け」によって、危機を迎えた。就労支援事業である「若者自立塾」が廃止と宣告されたのだ。
