
2016.4.18
「分析力が10割」の問題点
新製品のコンペで最もスコアの低かったプランが採用!? 残り2社の提案は、分析力やデザイン力に長け、消費者とのコミュニケーションプランも好感触だったのに……。勝敗を分けたのは、広告会社が見落としがちなある視点だった。
インテグレート代表取締役CEO
味の素株式会社を経て、ザイロフィンファーイースト社(現ダニスコジャパン)の設立に参画。キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場をゼロから2000億円規模へと成長させた。2007年5月、IMC(統合型マーケティング)プランニングを実践する、マーケティングエージェンシー 株式会社インテグレートを設立、代表取締役CEOに就任。現在ヘルステック領域及び食品、保険などのウェルビーイング関連業界の多数の企業のコンサルティングを手掛けている。著書に『ウェルビーイングビジネスの教科書』(アスコム)、『カスタマーセントリック思考』、『THE REAL MARKETING―売れ続ける仕組みの本質』(共に宣伝会議)など。
2016.4.18
新製品のコンペで最もスコアの低かったプランが採用!? 残り2社の提案は、分析力やデザイン力に長け、消費者とのコミュニケーションプランも好感触だったのに……。勝敗を分けたのは、広告会社が見落としがちなある視点だった。
2016.4.4
ゲームなどへの応用がVRの普及を後押しする中、エンターテインメント業界を中心に、バーチャル・リアリティ(VR)を使ったプロモーションを手掛ける企業が出始めている。消費者を引き付けるには、もはや「体験」ではなく五感に訴える「体感」を売る…
2016.3.22
今年も就職活動がスタート間近だ。広告会社を志望する学生には、この業界は世界的にIT化が最も進んでいることを知った上で、もはや広告会社のライバルは広告会社だけではないことを認識してほしいし、日本でもようやく、その変化への対応が始まった…
2016.3.7
今年の夏の国政選挙から、新たに18~19歳の若者が有権者に加わる。将来不安を抱える若者が多い中、テレビ離れ世代の彼らを選挙に誘導するにはどうしたらよいのか。彼らが接触するメディアやコンテンツにあったメッセージを、政党や候補者は発信でき…
2016.2.22
マイナス成長が続き、ますますモノが売れない時代だが、企業の多くが「リーチを広げる」マーケティング戦略を選択している。企業からのメッセージを受け取る相手は、自分にベネフィットのない情報はスルーするにもかかわらずだ。
2016.2.8
年初から景気が上がる空気が感じられない。なぜ、これほどまでにモノが売れない時期が続くのだろうか。消費者の嗜好の多様化と、購買のプロセスの中に「検索」「検討」という行為が浸透した今日、企業には根本的な売り方のマインドチェンジが求めら…
2016.1.12
民放キー局のテレビCM収入の下降が目立ってきた。これは、収益の多くをテレビの広告枠販売に依存してきた大手広告会社にとっても大きな打撃であり、実しやかに「テレビ広告の突然死」を懸念する声も出ている。
2015.12.14
メールのやり取りで相手に誤解を招き、お互い感情的になって関係がこじれたという話をよく聞く。筆者はそんなとき、どうやって問題を解決したのか。また、メールなどデジタルコミュニケーション手段を利用するにおいて、自覚しておくべきこととは。
2015.11.30
パリで起こったテロ事件を受け、フェイスブックのユーザーアイコンが追悼のために色を変更できるようになった。しかし、著者にはこれをどうしても行えない理由があった。
2015.11.16
『下町ロケット』の主人公や、対南ア戦で逆転勝利を飾ったラグビー日本代表チームの、大きな相手を恐れず正面から立ち向かう姿に共感の声が広がっている。常識を破る奇跡はどうして、いつ起こるのか。その答えはマーケティングにも求められている。
2015.11.2
マーケティング業界では今、「カスタマーセントリック」(顧客中心主義)が熱く語られている。日本企業が再び世界のマーケットで優位に立つには、劇的に変わりつつある外部環境に対応するためにも、「カスタマーセントリック」のアプローチ手法に徹…
2015.10.19
聞き手が思わず引き込まれるプレゼンテーションは、どこが違うのか。良いプレゼンテーションの要素は、マーケティングにおけるコミュニケーションの設計においても盛り込むべき要素である。消費者に対して企業やマーケターが心を配るべきこととは。
2015.9.28
情報量が爆発的に増えた今、企業が発信する情報は消費者に3つのパターンでスルーされてしまう。「その情報を受け取ると、何かを得する」と思ってもらえるにはどうすればよいのだろうか。
2015.9.7
マーケティングがうまくいかない企業の多くは、それが「コミュニケーションの手法やテクニック」」に終始している場合が多いという。世界の潮流はすでに、さまざまなステークホルダーの関係をマネジメントする戦略的ビジネス・プロセスの統合という…
2015.8.24
ドラマ『恋仲』がじわじわと視聴率を上げている背景には、ネットでの情報拡散効果があるらしい。視聴者が『恋仲』のパロディを撮影・投稿した動画が反響を呼ぶなど、その拡散の仕方も新しい。なぜ、ここまでネットで盛り上がるのか。その仕組みを検…
2015.8.10
腸内細菌が、認知症やうつにも関連することが最近の研究で分かってきた。食品への機能性表示が解禁された今年、市場は「○○に効く」サプリや健食でにぎわっている。規制緩和に乗るだけでなく、腸内環境改善に資する新マーケットの開拓に挑んでいき…
2015.7.27
NIKE行ったキャンペーン「RE2PECT」が、カンヌのインテグレーテッド部門でグランプリに輝いた。世界平和を訴えるクリエイティブが大賞を総なめにする中、人の心を動かす内容に徹したクリエイティブの受賞に、著者はマーケターとしての信条を新たに…
2015.7.13
今年のカンヌライオンズでは、以前にも増して人間性を重視した作品に評価が集まった。人間性を前面に押し出す以外にも、人を動かすクリエイティブはあるのに、と違和感を覚える筆者。しかし、この「人間性」こそ、今、世界で多くの人が心底求めてい…
2015.6.22
アップルやサイバーエージェント、LINEなどのインターネット企業が、ストリーミングによる定額制音楽配信サービスに乗り出した。これは、アクセス権に対価を払うモデルが一般化する序幕なのか。コンテンツビジネスは今後どうなる?
2015.6.8
今年の春の早慶戦(慶早戦)は、学生の作成した「挑発ポスター」が話題となって、大いに盛り上がった。手作りの数枚のポスターがものすごい勢いで拡散し、多くの人びとの気持ちをつかんだ構造をマーケティングの切り口から検証してみよう。
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