
藤田康人
第63回
錦織圭選手の全米オープンを独占生中継したWOWOWに、決勝前夜、前年同期の20倍の新規加入申し込みが。同社はどう対応し、かつ、加入者を継続的に楽しませるためどのような戦略に打って出たのか。著者がWOWOWに聞いた。

第62回
『ルパン三世』の実写版映画が公開された。国民的といわれるほどの人気アニメは、実写化されると興業的にあまり成功しないといわれているが、著者自身は今回の『ルパン三世』を大絶賛。その表現手法に、ある種の経営戦略上のヒントを見いだしたという。

第61回
健康食品の機能性表示が今年度中にも解禁か。「〇〇に効果あり」という表示が認められれば、消費者にも効能がわかりやすくなり市場が4兆円規模に拡大するという予測もある。規制緩和は最大の好機。マーケターの手腕が試されるシーンでもある。

第60回
今まさに、バブル世代が50代に突入しようとしている。当時から時を経てもなお好奇心旺盛なバブル女子には、消費不況打破のけん引役としての期待が高まる一方、大量採用され企業での生き残りにあえぐバブル男子の姿はそれとは対照的だ。

第59回
13年振りに新版として放送された『HERO』の初回が高視聴率を獲得した。この「視聴率」、録画でドラマ見る人などが含まれていない…という声がある中、ビデオリサーチはこのほど「タイムシフト視聴率(録画再生率)」を初公表。著者は、テレビの収益モデルがいよいよ変化し始めたと見る。

第58回
「ユーザー獲得担当エンジニア」ともいわれるグロースハッカーの仕事には、顧客獲得のために生かせるプロダクト改善のノウハウが満載だ。著者は、1人の天才が行うよりも、マーケターやクリエーターを含むチームでのグロースハックに価値があるという。

第57回
今年のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで、テクノロジーがクリエイティブの領域に深く入り込んできたという印象を受け、昨今の広告業界の変化を感じた著者が、最後に見た作品の強いメッセージとは。

第56回
ブラジルW杯を目前に、日本代表チームの活躍が期待される。史上最強といわれるチームが生まれたのは、海外チームで高いレベルの実践経験を積んだ選手が数多くいることも一因だ。日本のマーケティングがグローバルレベルに達するには、はやり若いマーケターを海外で鍛えるしかないのだろうか……。

第55回
横山隆治、榮枝洋文両氏が上梓した書籍の「広告マンの8割がいらなくなる!」という痛烈なメッセージに、著者は、日本企業にも統合型マーケティングへのシフトが早急に必要という認識を新たにする。「広告代理店丸投げ」のマーケティングとは、もはや訣別の時がやって来た。

第53回
「キシリトール」入りのガムが日本で初めて発売されたのは1997年のこと。当時著者は、フィンランドのキシリトールメーカで、アジアマーケットのマーケティングを担当していた。日本でキシリトールを大々的に売るには…。意外にも著者が選んだビジネスパートナーは「歯科医」だった。

第52回
就職活動の季節がやって来た。大学生の頃にマーケターを志したこと、いざ入社してみると予想外に営業に配属されたこと――。著者にとっても懐かしくも苦い思い出が巡る。しかし、この時、学校で学んだマーケティングを見事に覆した「最も重要なインサイト」と出会っていなければ……。

第51回
昨年の広告出稿費は、日本でも海外でもテレビが大きなシェアを占め、伸びが著しいといわれるネット広告を大きく引き離している。ところが、日本と欧米では、広告媒体としてのテレビの役割や情報拡散構造が大きく異なるようだ。日本では「テレビの影響」でなぜ売れる?

第50回
ソチ冬季オリンピックがいよいよたけなわだが、今回のオリンピックでも世界の名だたる企業が、巨額を投じてスポンサードを行っているという。競技場に社名も製品名も露出できないオリンピックのどこに広告効果を見出すのか。「オリンピック」というブランドの真の価値とは。

第49回
「明日、ママがいない」の内容について、ネット上では放送の打ち切りを求める声や、ドラマはフィクションであって、放送中止は表現の自由を妨げるなどといった賛否が入り混じっている。こうした議論はどのように収れんしていくのか。著者はその過程でネットに出る「幽霊」に気を付けるよう示唆する。

第48回
2014年の消費トレンドは? アベノミクスで景気は回復傾向、高級商材を買うのははやり女性。でも、お金は誰が出す? 4月からの消費税率アップはどんな影響を及ぼすか? その時、小売業はどう出る……?

第47回
朝起きてから夜寝るまでデジタル情報の渦の中にいる現代人に、「デジタルデトックス」をおすすめ。今や全国の中高生のうち52万人はネット依存症といわれ、大人も「いわずもがな」だ。いきなりデジタルと縁を切るのも難しいので、まずは「ちょっとだけ」から始めてみよう。

第46回
「日経トレンディ」の2013年のヒット商品ランキングが発表された。ソーシャルメディアが普及した今日、ヒット予測は次第に困難になってきている。かのスティーブジョブズは需要創造の天才といわれたが、果たして私たちにも需要を予測することはできるのか?

第45回
スマホで割引クーポンを配布して集客する企業が増えている。一種のO2O手法だが、割引目当ての一見客しか呼ばないリスクも孕んでいる。そんな中、日本KFCは、今年のクリスマスキャンペーンで実店舗からネットに人を集め顧客化していく“逆O2O”を仕掛けるようだ。

第44回
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の振りを真似たダンス動画が、さまざまな人からネットに投稿され話題に。企業単位、ひいては県知事自ら職員を率いて踊るケースまで!いいオトナが揃いも揃って、なんで?? 拡散するごとにパワーを増すコンテンツの構造を検証!

第43回
日本で飼育されている犬猫の数が、15歳未満人口をしのぐ2128万頭に達している。結果、人間同様犬猫の高齢化も進んでいて、「老犬ホーム」などペットの介護ビジネスに商機が訪れているようだ。とはいえ、非常にニッチなこのマーケット、プロモーションにはひとかたならぬ苦労が……。
