
藤田康人
第42回
2020年東京オリンピックが実現へ!2016年の招致も熱狂的に支援した筆者としては、喜びもひとしおだ。さらに、ある識者の試算による経済効果は150兆円とも。とはいえ、筆者が心底喜びをかみしめる理由は他にあった……。

第41回
オーストラリア地下鉄のキャンペーン「DUMB WAYS TO DIE」(まぬけな死に方)が、カンヌで特に高い評価を獲得。人間のインサイトを深く見つめ、テクノロジーに頼り過ぎることなく、クリエイティブの潜在力で人の心を揺さぶる……今年の広告クリエイティブのトレンドはこれだ!

第40回
カンヌライオンズは今年60回の節目の年を迎えた。そんな今年のキーワードは「Social Good」。優れたクリエイティブとストーリーに、世界の人々が心を動かされるメッセージを乗せた作品が大賞を受賞し、今後、マーケティング活動が進むべき方向に先鞭を付けた。

第39回
『空飛ぶ広報室』が、その優れた演出で人気を集めている。あまり一般には知られていない航空自衛隊広報官という職業自体をコンテンツとする手法は、ある意味でプロダクトプレイスメントといえるかもしれない。「真意を違和感なく伝える」手法について学びの多い作品だ。

第38回
ソーシャルメディアなどから膨大なユーザーの生の声を集めて解析し、サービスの改善に役立てる「ソーシャルリスニング」が注目されている。ヤフーの「リアルタイム検索」もこのサービスの一例だが、こうした解析テクノロジーが進化しても、人間にしかできないことはある。それは何か。

第37回
クールビズがすっかり定着した感もある昨今だが、一方で「どこまでラフにしてよいか」に戸惑う声も聞かれる。そこで今年注目されているのが「フレッピー」だ。上質の服を上手に着くずすスタイルだが、こうした「ひとひねり」のファッションに新市場を狙う企業が現れている。

第36回
不思議な魅力を持つ異色のグラビアアイドル、壇蜜が人気の秘密は何か。従来のグラドルほど派手さのない彼女がそれでも話題になるのは、「菩薩系エロス」という差別化戦略(?)のたまものか。日本にはまだまだ新市場が眠っている!

第35回
日本でもインターネットを使った選挙運動が解禁されることに。候補者と有権者を近づけるメリットの反面、一方で、デマの流布などが起きる危険性なども指摘されている。ソーシャルメディアを使う選挙運動での情報の扱いに、私たちが注意すべきことは?

第34回
若い頃モテていた後輩とかつてのトップブランド企業。両者に共通するのは、時の流れによる人気後退という一言で済む話ではなかった――。過去の成功体験を素直に受け入れない、ネット時代の消費者を甘く見る企業の行く末は想像に難くない。

第33回
ビッグデータという言葉を聞く機会が増えた。データ解析技術が進化し、需要予測が向上した結果、消費者インサイトの発掘も容易になった――と思われがちだが、はたしてどうだろうか。膨大なデータを活用し、消費者インサイトを発掘して新市場を創るマーケターの役割を考えてみる。

第32回
就職活動の季節、今年は昨年と一変、大手志望の学生が増えているようだ。筆者も新卒で大手企業に入社するが、6年で退職。大手から無名の外資への転職は当時では考えられない転身だが、さらに筆者は42歳で起業の道を選ぶ。なぜ、あえてリスクを取るキャリアを歩んできたのか。

第31回
1993年をピークに、2010年まで減り続けたスキー人口が、11年には一転して上昇に転じ、その後も増え続けているという。若い頃スキーを楽しんだ人々が、再び家族連れでやって来るようになったのだ。彼らのような休眠ユーザーを呼び戻すには、どんな施策が有効だろうか。

第30回
『ウルトラQ』『ルパン三世』『料理の鉄人』など、旧ヒット番組のリメイク版がさかんに制作されている。視聴率で見た時、これら番組の勝敗を分けた理由は何か。復刻ブランドがオリジナルから必ず受け継がなくてはならないものは何か。

第29回
日本式ものづくりだけでは、いよいよ東アジア勢に勝てない時代がやって来た。2013年は、ものづくりの前に消費者ニーズを正確に把握するための統合型マーケティングのプロセスを日本の企業に根付かせていくことがマーケッターの使命だ。

第28回
クリスマスは自宅や友人と過ごし、プレゼントはネット買うのが今日の定番のようだ。そんな折、バーニーズやアンリ・ルルーといったブランドは、クリスマス商戦にスマホと実店舗を連動させた集客を実施。このような「020」キャンペーンは来年以降大きな市場を創出することが予想されている。

第27回
このほど発売された松任谷由美のアルバムは、マーケッターの視点で見ると、70年代以降に社会現象を巻き起こした名曲の集大成ともいえる。デジタル時代の今もなお、ユーミンが愛される理由をアナログ時代との比較で考察してみた。

第26回
筆者がモデレータを務めた「アドテック東京2012」のセッションでは、急速に進むデジタル化の中での企業のあり方が議論された。ビッグデータ時代を生き抜くために必要なことは何か。デジタル、マーケティングなど各分野のトップランナーが導き出した結論とは?

第25回
「その場でスマホ」が当たり前の世の中は、自分の行動が常に他人に見られているという自覚を持つことが大切だ。「モバイル×ソーシャルメディア」という新たなコミュニケ―ション手法のリスクを知った上で、これをいかに社会の利益とするかを考えていこう。

第24回
「美ST」元編集長の山本由樹氏が、来年4月に「アラフォー“独身”女性」だけにターゲットを絞った新雑誌「DRESS」を創刊する。未開拓の“独身”マーケットに何を投入するのか。「美魔女ブーム」で新市場を創った同氏の次なる戦略とは。

第23回
2020年の東京オリンピック招致活動が始まっている。ロンドンオリンピックの影響もあって、承知賛成の声も高まっているなか、多くの人が五輪に期待することははやり経済効果のようだ。しかし、2020年の東京五輪にはマーケット理論では語りつくせない特別な意味がある。
