
藤田康人
第22回
この夏“月9枠”で放送された「リッチマン、プアウーマン」の主人公・日向 徹に共感する人は多い。経営者として「お金は大事、でも、魂は売らない」という彼の矜持が、不透明な時代のリーダーシップを示唆しているのだという。その時代の空気にメッセージを投げかけてきた“月9”ドラマの視点に学ぶ。

第21回
AKB48のメンバー4人の海外姉妹グループ移籍が大きな話題になっている。韓国はK-POPなどの海外輸出を国策として推進し、ネットの越境力を活用して世界に通じるコンテンツ産業にまで育て上げたが、AKBの海外進出は、日本のコンテンツ産業がグローバルマーケットを獲得する起爆剤となるか。

第20回
スマートフォンユーザーが急増している昨今では考えられないほど、携帯電話のない時代の恋愛は大変だった。つまり、知り合った相手に電話番号を教えてもらうということの意味は……。電話番号の重みの違いから恋愛とマーケティングの共通点(?)を考えてみた。

第19回
佐々木則夫なでしこジャパン監督の采配力は誰もが認めるところだが、その力のすごさの本質は、選手が自らモチベーションを上げるストーリーを描かせる点にあるのではないだろか。これは、ビジネスリーダーに求められる条件にそのまま当てはまる。

第18回
電子メールが苦手な筆者は、メールの後、できるだけ相手に電話でメッセージを伝えるよう心掛けているが、そのほうがかえって仕事の効率が上がるという。デジタル時代にあっても人と心の機微を伝え合うことの意味を考えてみた。

第17回
ソーシャルメディアの普及の中、英語での表現に対策を講じて来なかった日本人は国際コミュニケーションにおいて孤立していく危惧が顕在化している。カンヌで高い評価を得たコカ・コーラとGoogleの共同作品は、そんな懸念を払拭できるヒントを与えてくれた。

第16回
「広告祭」から名称が一変した「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で著者が心を熱くしたのは、世界中からエントリーした数々の目新しい表現手法もさることながら、マーケッターとしてマーケティングの本質を再認識する機会に巡り会えたことだった。

第15回
デジタルマーケティングは全社一丸で実践してこそ効果を発揮するが、日本の一般的な企業組織ではまだまだ縦割りのマーケティング戦略が幅を利かせている。その状況をブレークスルーするために期待を背負うのがCMO(最高マーケティング責任者)の存在だ。

第14回
ロンドン五輪開幕目前のこの時期、テレビを世界中の「友達」とリアルタイムで一緒に楽しめる「ソーシャルビューイング」サービスの提供が始まった。テレビとソーシャルメディアの利点を融合した新しいメディアの可能性とは。

第13回
欧州の選挙で政権交代が起こった頃、日本ではAKB48の「総選挙」が巷で大きな話題に。今やAKB48が話題になるのは当たり前だが、その背景には決して当たり前でないファン獲得のためのずば抜けた仕組みがあった。

第12回
2010年11月に復活した伝説のディスコ「マハラジャ六本木」には、往時を懐かしむ40代に加え、20代の若者からシニア層までが押し寄せている。世代を超えた集客に成功したマハラジャのマーケティング手法を検証する。

第11回
デジタルマーケティングの時代、マーケッターとしてキャリアを積むには?事業会社から始めるか、代理店に入るか。インターネットのない時代に筆者はどうして統合マーケティングの必要性に目覚めたか。

第10回
「美魔女」を仕掛けた『美ST』が、今度は中年男性にメッセージを送るという。男のアンチエイジングマーケットに業界は期待を寄せているが、どのような仕掛けで新しい市場は創られていくのだろうか。市場が生まれるきっかけをつくるメディアの役割とは?

第9回
今日の結婚適齢期の女性は、相手に「平均」「平凡」「平穏」を望む「三平(さんぺい)女子」といわれる。不景気のなかで成長してきた彼女たちは、結婚に経済的安定を求めず、夫婦でそこそこの収入を得てつつがなく暮らしたい志向の持ち主だというのだが……。

第8回
ソーシャルメディアの普及は個人が受け取る雑多な情報量を大きく増やした。時としてつくり話もあるなかで、本当に必要な情報を精査する手法としての「統合知」に期待が寄せられている。

第7回
ある調査によれば、ネット世代も人間関係を深めるための“飲みュニケーション”効果を認めているらしい。翻ってデジタル技術の発達は、リアリティあるコミュニケーションを可能にしつつある。リアルとバーチャルが融合するコミュニケーションの将来像を考えてみた。

第6回
プレゼンテーションの名手スティーブ・ジョブズは、単にテクニックに長けていただけではなかった。人前での表現がうまい人は日ごろ何を心掛けているのか。著者の経験を踏まえたプレゼン成功の5つの秘訣を紹介する。

第5回
外国人とのディスカッションで相手に主導権を取られていることに気づかない日本人は多い。双方向性ある会話を創出するため「外国人の話は途中で遮れ」を実践してきた著者がグローバルコミュニケーションについて語る。

第4回
大河ドラマ「平清盛」に関わる県のPR支援を依頼された筆者はどのような策に打って出ようとしているのか。課題は「平清盛がそれまでの大河ドラマの主人公と異なる」点にあるという。

第3回
20代男性がクリスマスにかけるおカネは平均1万2880円という調査結果が。バブル期のクリスマスを経験したマーケティングのプロが、草食系世代のクリスマス消費を通して彼らの購買スイッチはどこにあるかを検証する。
