
加藤嘉一
第82回
南シナ海問題をめぐる仲裁判決が下されて以来、中国共産党は激しい宣伝工作を国内外に実施した。その一方で、米国との関係重視も強調、中国共産党のジレンマが垣間見られる。

第81回
南シナ海問題に加え、中国共産党が大きな危機感を持ってウォッチしているのが、日本で行われた先の参院選における改憲勢力の台頭だ。参院選後に発信された中共のメッセージからは、ともすれば中国社会が無秩序化しかねないリスクが透けて見える。

第80回
英国が国民投票を通じて欧州連合(EU)離脱を選択したことを受けて、中国外交部の報道官が「英国国民の選択を尊重する」というコメントを出した。実際、今回の英国の選択を自らにとって好ましい状況と考える中共関係者は多い。背景には、どんな思惑があるのか。

第79回
“知日派”外交官・王毅外交部長の“快進撃”が止まらない。外国の政府首脳や記者に対して強気で発言する背後には、強いナショナリズムが見られる。現在の国際社会において、中国が西側の制度や価値観に寄り添ってくると考えるのは「幻想」に思えてならない。

第12回
JINSが掲げる3つの「姿勢」を貫き、真のグローバルブランドへの成長を目指す
アイウエアブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌは、中国遼寧省に海外第1号店を出店して以来、積極的な中国展開を進め、大きな成果を上げている。経済・社会・文化的背景が異なる中国において、なぜここまでビジネスを拡大できたのか。加藤嘉一氏が、同社代表取締役社長の田中仁氏に聞いた。

第11回
JINSが「勝てるブランド」であり続ければ、中国市場でまだまだ成長する余地がある
アイウエアブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌは、中国遼寧省に海外第1号店を出店して以来、積極的な中国展開を進め、大きな成果を上げている。経済・社会・文化的背景が異なる中国において、なぜここまでビジネスを拡大できたのか。加藤嘉一氏が、同社代表取締役社長の田中仁氏に聞いた。

第78回
5月中旬、『人民日報』が文化大革命に関する記事を掲載した。文革発動50周年を機に、二度とあのような事態を引き起こすまいという習近平の意思が表れたものに見えるが、当の中国社会では「第二の文革」の到来が不安視されている。中国共産党は過去を清算できるのか。

第77回
5月20日、民進党の蔡英文主席が第十四代中華民国(台湾)総統に就任した。蔡政権の発足は、今後の中台関係や中国の政治発展プロセスにどのような影響を与え得るのか。総統就任演説で触れられた内容を基に、両岸関係を発展させていく政治的基礎の要素を検証したい。

第76回
2015年末、習近平共産党総書記が全国党校工作会議で発表した談話からは、内部造反者に対する過剰な懸念が見て取れる。昨今の政治情勢について彼らは何を懸念し、警戒しているのか。その対象を明らかにしながら、中国と民主化について考えてみたい。

第75回
習近平総書記が続けてきた反腐敗闘争は、中国共産党の行方を占う上で極めて重要なファクターだ。それは2016年に入ってからも断続的に行なわれているが、足もとでは中国の経済成長・改革に負の効果をもたらし始めたように見える。背景にはどんな現象があるのか。

第74回
先日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー女史は、首都ネピドーに中国の王毅外相を迎え入れた。昨年習近平総書記が、スー・チー女史を北京に招いたことを受けてのものだ。民主化が進むミャンマーに中国共産党はどのような警戒心を抱き、付き合おうとしているのか。

第73回
先日、台湾国民党の新主席に洪秀柱氏が選ばれた。時を置かずして、中国共産党は習近平名義で洪氏に祝電を打っている。しかし、中共は蔡英文氏が台湾の新総統に選出された際に、祝電を送っていない。こうした行動の背景に、筆者は中台関係をめぐる違和感を覚えた。

第10回
中国への「上から目線」ではない、戦略的交流が日本の国益につながる
世界第二位の経済大国に成長し、米国と覇権を争う存在となった中華人民共和国。その頂点に君臨する習近平は中国をいかに先導しようとしているのか。在シドニー総領事、在上海総領事を歴任し、現在は東京大学法学部大学院教授を務める小原雅博氏と加藤嘉一氏の対話を通じて、超大国・中国の実情に迫る。

第9回
共産党の優位性を保ち続けながら、中国は構造改革に踏み切れるのか
世界第二位の経済大国に成長し、米国と覇権を争う存在となった中華人民共和国。その頂点に君臨する習近平は中国をいかに先導しようとしているのか。在シドニー総領事、在上海総領事を歴任し、現在は東京大学法学部大学院教授を務める小原雅博氏と加藤嘉一氏の対話を通じて、超大国・中国の実情に迫る。

第72回
今年も中国で、1年に一度の全人代が開催されている。全人代における要人たちの言動には、中国の行方を占う上で重要な示唆が含まれている。中国民主化研究を進める筆者の思考のアンテナに引っかかった場面をケーススタディにしながら、「次の中国」を読み解こう。

第8回
「中国夢」に見え隠れする習近平のジレンマ
世界第二位の経済大国に成長し、米国と覇権を争う存在となった中華人民共和国。その頂点に君臨する習近平は中国をいかに先導しようとしているのか。在シドニー総領事、在上海総領事を歴任し、現在は東京大学法学部大学院教授を務める小原雅博氏と加藤嘉一氏の対話を通じて、超大国・中国の実情に迫る。

第71回
2月下旬、中国の王毅外相が米国を正式訪問した。“水爆実験”を実施した北朝鮮、新政権が発足する台湾、そして政治的な構造的矛盾を抱える米中関係など、中国をめぐる懸案事項が表面化するなかでの訪米にはどんな戦略的意図があったのか。そして不確定要因とは何か。

第70回
春節のさなか、筆者自身が日本の街角で垣間見た中国人観光客の素顔や行動をケースにしつつ、中国人の「民族性」について考察しよう。世の中は自分たちを中心に回っているとでも言わんばかりの民族主義は、国際社会において中国人自身に何をもたらすだろうか。

第69回
年末年始にかけ、中国の習近平国家主席はサウジアラビア、エジプト、イランを電撃訪問した。サウジとイランの関係が悪化し、米国が両者の間で難しい舵取りを強いられるなか、その間隙を突き、狙い澄ましたかのように中東に降り立った習主席の真の思惑とは何か。

台湾総統選挙で、中国とは距離を置く野党・民進党の蔡英文氏が圧勝した。2015年のGDP成長率が7%割れした中国に、台湾の新政権誕生はどのようなインパクトをもたらすのか。
