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加藤嘉一
第74回
先日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー女史は、首都ネピドーに中国の王毅外相を迎え入れた。昨年習近平総書記が、スー・チー女史を北京に招いたことを受けてのものだ。民主化が進むミャンマーに中国共産党はどのような警戒心を抱き、付き合おうとしているのか。

第73回
先日、台湾国民党の新主席に洪秀柱氏が選ばれた。時を置かずして、中国共産党は習近平名義で洪氏に祝電を打っている。しかし、中共は蔡英文氏が台湾の新総統に選出された際に、祝電を送っていない。こうした行動の背景に、筆者は中台関係をめぐる違和感を覚えた。

第10回
中国への「上から目線」ではない、戦略的交流が日本の国益につながる
世界第二位の経済大国に成長し、米国と覇権を争う存在となった中華人民共和国。その頂点に君臨する習近平は中国をいかに先導しようとしているのか。在シドニー総領事、在上海総領事を歴任し、現在は東京大学法学部大学院教授を務める小原雅博氏と加藤嘉一氏の対話を通じて、超大国・中国の実情に迫る。

第9回
共産党の優位性を保ち続けながら、中国は構造改革に踏み切れるのか
世界第二位の経済大国に成長し、米国と覇権を争う存在となった中華人民共和国。その頂点に君臨する習近平は中国をいかに先導しようとしているのか。在シドニー総領事、在上海総領事を歴任し、現在は東京大学法学部大学院教授を務める小原雅博氏と加藤嘉一氏の対話を通じて、超大国・中国の実情に迫る。

第72回
今年も中国で、1年に一度の全人代が開催されている。全人代における要人たちの言動には、中国の行方を占う上で重要な示唆が含まれている。中国民主化研究を進める筆者の思考のアンテナに引っかかった場面をケーススタディにしながら、「次の中国」を読み解こう。

第8回
「中国夢」に見え隠れする習近平のジレンマ
世界第二位の経済大国に成長し、米国と覇権を争う存在となった中華人民共和国。その頂点に君臨する習近平は中国をいかに先導しようとしているのか。在シドニー総領事、在上海総領事を歴任し、現在は東京大学法学部大学院教授を務める小原雅博氏と加藤嘉一氏の対話を通じて、超大国・中国の実情に迫る。

第71回
2月下旬、中国の王毅外相が米国を正式訪問した。“水爆実験”を実施した北朝鮮、新政権が発足する台湾、そして政治的な構造的矛盾を抱える米中関係など、中国をめぐる懸案事項が表面化するなかでの訪米にはどんな戦略的意図があったのか。そして不確定要因とは何か。

第70回
春節のさなか、筆者自身が日本の街角で垣間見た中国人観光客の素顔や行動をケースにしつつ、中国人の「民族性」について考察しよう。世の中は自分たちを中心に回っているとでも言わんばかりの民族主義は、国際社会において中国人自身に何をもたらすだろうか。

第69回
年末年始にかけ、中国の習近平国家主席はサウジアラビア、エジプト、イランを電撃訪問した。サウジとイランの関係が悪化し、米国が両者の間で難しい舵取りを強いられるなか、その間隙を突き、狙い澄ましたかのように中東に降り立った習主席の真の思惑とは何か。

台湾総統選挙で、中国とは距離を置く野党・民進党の蔡英文氏が圧勝した。2015年のGDP成長率が7%割れした中国に、台湾の新政権誕生はどのようなインパクトをもたらすのか。

第68回
台湾総統選挙・立法委員選挙において、蔡英文主席率いる民進党が躍進し、蔡氏は初の女性総統に当選した。この選挙結果によって、今後中台関係はどう変わるのか。それが対岸・中国の“民主化”プロセスにもたらし得るインプリケーションを、3つの観点から解説したい。

第67回
12月中旬、中国がイニシアティブを取るかたちで開催した第二回世界インターネット大会に姿を現した習近平が“重要談話”を発表した。その談話や仕草から見えた、米国への対抗心と主権への固執に染まる中国共産党のサイバー戦略の「現在地」について、考察しよう。

第66回
政権中期に差しかかる習近平体制において、中国の政治・社会体制はどのように変わって行くのか。その運営を見据える上で重要な、経済・社会政策をめぐる3つの政治会議が、過去1ヵの間に北京で開催された。これらの会議から、今後の政権運営を占ってみよう。

第65回
11月20日午前、中国共産党中央が北京の天安門広場の西側に隣接する人民大会堂で、胡耀邦同志の生誕百周年を記念する座談会を開いた。胡耀邦の名誉を回復し、再評価しようとする動きの背景には、中国共産党の思惑も透けて見える。

第64回
習近平と馬英九による中国と台湾の歴史的なトップ会談が開催された。いわゆる“馬習会”よって、国交のない両国は「1つの中国」に向け、今後どのように動き出すのだろうか。中台間の微妙な駆け引きを象徴する3つの文脈を取り上げ、その見通しを占おう。

第63回
先日、習近平国家主席が英国を公式訪問した。米国への公式訪問から1ヵ月経たないインターバルで実行された訪英からは、習近平時代の中国共産党を占う3つのインプリケーションが見えてくる。

第62回
中国のような国家にグローバル経済のルールを決めさせてはならない――。オバマ米大統領はTPPの大筋合意を受けて、こうした声明を出した。筆者は中国世論の荒れ模様を予感した。実際に中国は、TPPをどれくらい警戒しているのか。

第61回
米国というプレイヤーは、私たちの中国理解にとって、時に“引き出し役”を担ってくれる。ワシントンDCで習近平訪米を眺めながら、私はそう感じた。米国公式訪問で引き出された習近平政治の意外な素顔を通じて、今回消極的に見えた中国外交の課題を指摘したい。

第60回
“中国人民抗日戦争兼反ファシズム戦争勝利70周年記念式典”と題して敢行された閲兵式を眺めながら、私が注目したケースを6つ取り上げ、そこから導き出されるインプリケーションに踏み込んでみたい。共産党の動向を追跡する意味において、“9.3大閲兵”は貴重なケーススタディになるはずである。

第7回
挑発もせず、譲歩もしない。事実に基礎を置くことで日中関係は前進する
今年は終戦から70年を迎える重要な年であり、特に中国・韓国といかなる関係を構築するのかが改めて議論されている。揺れる巨人・中国はどこに向かっているのか、そして、日本は中国といかに向き合えばよいのか。「日中歴史共同研究委員会」日本側座長などを務めた北岡伸一氏に、加藤嘉一氏が聞いた。
