
加藤嘉一
第102回
5月14~15日中国・北京で「一帯一路」フォーラムが開催された。習近平が政治的に重視するイベントということもあり、中国世論は全国的に"一帯一路"一色に染まっていた。その政治的意図とは何か。

第101回
5月5日、中国内政・外交を観察する上でインパクトのあるニュースが飛び込んできた。国内外に有名な外交官として知られる劉建超氏が習近平総書記・国家主席の目玉政策である“反腐敗闘争”のトップになったのだ。

先週、遼寧大学国際関係学部で私が担当する大学院生の授業で「北朝鮮の核問題をどう解決するか?」と題したディスカッションを行った。少人数で3時間半、忌憚のない討論ができた。彼らはどのように考えているのか。

第99回
先週、習近平国家主席が米国を訪問し、ドナルド・トランプ大統領と初めての会談に臨んだ。中国共産党指導部はどのような視角・立場からトランプ大統領を見つめ、どのような関係を構築しようとしているのか?

第98回
香港初の女性行政長官に林鄭月娥氏が当選した。世論調査で人気が高く、ライバルと目されていた曽俊華氏に大差をつけての当選は、何を意味するのか。背景に透けて見える中国共産党の思惑から、中国民主化への課題を浮き彫りにする。

第97回
3月8日、王毅外相が全国人民代表大会の主催で記者会見に臨んだ。毎年恒例の会見であり、いま現在指導部が対外情勢をどのように俯瞰しているかをうかがう上では一つの機会になると筆者は考えてきた。

第96回
米国との関係について、中国側が懸念としていた“一つの中国問題”が解決したのも束の間、今度は北朝鮮問題が大きな懸案事項となってきた。中国共産党はどのように考えているのか。

第95回
日米首脳会談について、日本では多くの報道がなされているが、中国メディアもその模様を詳細に報じていた。中国共産党が安倍首相訪米と日米首脳会談をどのような心境で眺めていたのか、というテーマを検証した。

第94回
1月14日、全国高級法院院長会議が開催され、最高人民法院の周強院長が「西側の"憲政民主"・"三権分立"・"司法独立"といった誤った思想の影響を断固として阻止しなければならない」と談話を発表した。その真意とは。

第93回
習近平総書記が毎年恒例の新年の祝賀の挨拶を行った。その挨拶からは、習近平総書記の政治観、および同氏率いる今期政権の色が比較的濃厚ににじみ出ていた。そのにじみ出た政権政策を3点にまとめてみた。

第92回
12月12~14日、今年度の経済情勢・政策を評価し、来年度の指針を提示する政治会議「中央経済工作会議」が北京で開催された。中国共産党が危機感を抱き、重視する部分を抽出しつつ、現段階で施せる分析を行った。

第91回
習近平総書記と二人三脚で“反腐敗闘争”を引率してきた王岐山書記。共産党がいま何を考えているのか、共産党の安定と団結にも直結する“闘争”の内側にある実情などを読み解いてみた。

第90回
今回の米大統領選およびトランプ氏勝利が中国共産党の正統性にどのような影響を与えるのか、言い換えれば、中国共産党はそれらをどう利用し、正統性の強化につなげようとしているのかを考えてみたい。

第89回
10月下旬、中国共産党の第18期中央委員会第6回総会(六中全会)が開催された。約1年後の来秋に党の第19回全国代表大会を開催予定というタイミングであり、注視するに値する一つの政治会議であった。

第88回
フィリピンのドゥテルテ大統領が就任以来、初めて訪中した。習近平国家主席の招待を受けた4日間の公式訪問であり、中比関係が大きく改善した印象が強いが、ドゥテルテ大統領の真意はどうなのか。

第87回
中国当局は国慶節に不動産バブル予防するため、不動産購入政権政策を宣言した。その背景と目論見について解説する。

第86回
1958年以来、中国の戸籍は農業戸籍と非農業戸籍に二分されてきた。どちらの戸籍を持つかによって受けられる権益や待遇は異なるため、中国人民には重たい制度だったが、ようやく見直しされる。

第85回
先週閉幕したG20杭州サミットは、中国側の念入りな準備で進められた。G20の状況を見ると、世界から孤立したくないという共産党上層部の本音や考えが透けて見える。

第84回
中国政治や国家運営を実質的に支え、政治エリートを輩出してきた共産主義青年団「共青団」に対し、共産党中央が改革に着手する。将来的に、中国の政治エリート人材育成のほか、外交などにも影響が出る可能性がある。

第83回
天皇陛下が「お気持ち」を表明した8月8日、国営新華社通信は東京発で立て続けに記事を配信した。これらの記事を分析すれば、中国共産党は他諸国とは異なる視角、次元、緊張感で動向を注視している。
