2018.2.13
病院や保育園、粉ミルク…中国が「民生」問題に本気を出す理由
先日、国営新華社通信が《2018年、中央各部署・委員会はどのような民生リストを開き出すのか?》という記事を配信した。「民生リスト」を見れば、中国の為政者が人民の関心事をどう認識し、対応しようとしているのかがわかる。
国際コラムニスト
加藤嘉一(かとう よしかず)
国際コラムニスト。楽天証券経済研究所客員研究員。1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後、単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ハーバード大学ケネディ・スクール(公共政策大学院)フェロー、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員、香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授などを歴任。著書に『われ日本海の橋とならん』『中国民主化研究:紅い皇帝・習近平が2021年に描く夢』『リバランス:米中衝突に日本はどう対するか』(いずれもダイヤモンド社)など。中国語の著書も多数。
2018.2.13
先日、国営新華社通信が《2018年、中央各部署・委員会はどのような民生リストを開き出すのか?》という記事を配信した。「民生リスト」を見れば、中国の為政者が人民の関心事をどう認識し、対応しようとしているのかがわかる。
2018.1.30
最近あった2つのイベント、世界経済フォーラム(ダボス会議、1月23~26日)、中国共産党の第19期中央委員会第2回全体会議(2中全会、1月18~19日)。これらから習近平政権の「現在」と「到達点」を分析してみた。
2018.1.16
習近平氏は昨年末に行われた挨拶の冒頭で、2017年に中国共産党の第19回大会を開催し「全面的に社会主義現代化国家を建設するための新たな道のりが始まった」と述べ、2017年に中国共産党が収めた成果を羅列的に紹介した。
2017.12.19
習近平政権が発足してから約5年が経った。中国政治・経済社会の安定性や発展性という観点から、一つ重要だと思われる問いを投げかけてみたい。誰が最も現状に不満を持ち、不安を感じ、政権を憎んですらいるのか?――。
2017.12.5
習近平総書記率いる中国共産党は、「世界的文脈」という「横の軸」から自らをどう位置づけようとしているのか、このテーマについて「中国共産党と世界政党ハイレベル対話」をケースステディとして向き合ってみたい。
2017.11.21
ドナルド・トランプ米大統領(以下敬称略)の初となるアジア訪問が終了した。日本、韓国に続いて訪問した中国において、同大統領は国事訪問という枠組みのなかで“超国賓待遇”のもてなしを受けた。中国の狙いとは。
2017.11.7
中国共産党の第19回大会が閉幕し、習近平第2次政権がスタートした。共産党大会において、注目されていた「後継者」については明確にされなかった。
2017.10.24
10月24日午前、第19回共産党大会閉幕式が開催される。その後間もなく、新たな中央政治局常務委員がお披露目となる。本日をもって、中国共産党政治は新たなフェーズへと入っていく。
2017.10.10
第19回共産党大会が約1週間後に迫っている。中国国内では世論、特にインターネット上の言論に対する規制が強化され、共産党の安定と権威に異を唱えるような言論は厳しく制限されている。
2017.9.26
2010年末、共産党関係者や政府系シンクタンク、学者などから成る「中朝関係新鋭研究・分析組」というワーキンググループが発足した。呼びかけたのが次期総書記・国家主席に“内定”していた習近平国家副主席だった。
2017.9.12
第19回共産党大会の開催日時が8月31日に確した。これから中国は、党大会に向けてますます本格的に政治の季節に入っていく。そこまでの過程で、中国側の最大の懸案が米国による北朝鮮への軍事攻撃だ。
2017.8.29
英ケンブリッジ大学出版社が、天安門事件や文化大革命などに関する大量の論文の中国国内におけるアクセスを遮断するよう、中国輸入当局から指摘を受けた事件は、波紋を広げた。国際社会は中国共産党の言論統制とどう付き合っていくべきなのか。
2017.8.1
“十九大”とは共産党の第19回大会を指す。いま現在、北京で本稿を執筆しているが、私はこの地、およびそれに服従する全国各地の政治が十九大モードに入っていく空気を感じている。
2017.7.18
7月15日に戒厳令解除30周年という節目を迎えた台湾。学生や社会人を問わず、これまで台湾へ赴いた中国人は、ほぼ一様に台湾の市民社会や民主主義に好感や敬意を抱いていた。いまはどうなのだろうか。
2017.7.4
習近平総書記率いる共産党指導部は共産党の威信と安定を一つの目的にした"反腐敗闘争"の組織的・制度的強化=監察体制改革を"政治体制改革"と定義づけた。
2017.6.20
5月25日、中国商務部が「中米経済貿易関係に関する研究報告」なるものを中国語と英語で同時公表した。その内容は中国が対外関係において米国との関係をどのように位置づけようとしているのかを示唆している。
2017.6.6
先週、李克強首相がドイツとベルギーを公式訪問した。トランプ米国政権が地球温暖化対策のパリ協定から離脱することを表明し、波紋が蔓延している最中における欧州歴訪であった。中国は対欧州政策をどう考えるのか。
2017.5.23
5月14~15日中国・北京で「一帯一路」フォーラムが開催された。習近平が政治的に重視するイベントということもあり、中国世論は全国的に"一帯一路"一色に染まっていた。その政治的意図とは何か。
2017.5.9
5月5日、中国内政・外交を観察する上でインパクトのあるニュースが飛び込んできた。国内外に有名な外交官として知られる劉建超氏が習近平総書記・国家主席の目玉政策である“反腐敗闘争”のトップになったのだ。
2017.4.25
先週、遼寧大学国際関係学部で私が担当する大学院生の授業で「北朝鮮の核問題をどう解決するか?」と題したディスカッションを行った。少人数で3時間半、忌憚のない討論ができた。彼らはどのように考えているのか。
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