小林美希

ルポライター

1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て2007年よりフリーに。就職氷河期世代の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「『子供を産ませない社会』の構造とマタニティハラスメントに関する一連の報道」で貧困ジャーナリズム賞受賞。著書『ルポ 正社員になりたい』(影書房、2007年日本労働ペンクラブ賞受賞)『ルポ “正社員”の若者たち』『ルポ 保育崩壊』『ルポ 看護の質』『ルポ 保育格差』(以上、岩波書店)、『ルポ 産ませない社会』(河出書房新社)、『ルポ 母子家庭』(筑摩書房)、『夫に死んでほしい妻たち』(朝日新聞出版)、『年収443万円』(講談社)など多数。

「加齢臭!くせー!」「土下座すれば良いですかー?すいませーん」受験のストレスを教師にぶつける小学生の闇
小林美希
中学受験のストレスの矛先を、クラスメートや教師に向ける子どもたちが増えているという。マウント合戦、いじめ、教師への暴言、学級崩壊……暴走する児童の言動に疲弊し、追い詰められ、心身を病んでしまう教員も少なくないようだ。その衝撃の実態をレポートする。本稿は、小林美希『ルポ 学校がつまらない――公立小学校の崩壊』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。
「加齢臭!くせー!」「土下座すれば良いですかー?すいませーん」受験のストレスを教師にぶつける小学生の闇
0歳からドリル、週末は習い事漬け…過熱する「早期教育」が子どもに与える“看過できない影響”とは
小林美希
早期教育が過熱している。ある保育園では0歳から保育室にひらがなとアルファベット表を貼り、1歳から机と椅子に座らせて鉛筆を持たせている。しかし、その保育園を経て小学校に入学してきた子どもたちは「荒れている」ことで有名だというーー。本稿は、小林美希『ルポ 学校がつまらない――公立小学校の崩壊』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。
0歳からドリル、週末は習い事漬け…過熱する「早期教育」が子どもに与える“看過できない影響”とは
中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態
小林美希
昨今、過熱する「中学受験」は都市部だけでなく地方にも広がりつつある。都内の御三家に地方から通学するだけでなく、名門公立高校に附属中学が作られるなど「中高一貫化」が進んでいるようだ。中高一貫により、高校が「大学合格だけを目指す予備校」と化したとき、一体どのような問題が発生するのだろうか。本稿は、小林美希『ルポ 学校がつまらない――公立小学校の崩壊』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。
中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態
連合も調査に乗り出した「マタハラ現場」の悲惨な実態(上)
小林美希
マタハラは今や、日本企業が取り組むべき大きな職場課題の1つだ。働く女性の妊娠異常が問題視されるなか、連合も意識調査に乗り出した。実際、企業の現場ではどんなマタハラが行われているのか。取材を進めると、信じられない話が次々と飛び出した。
連合も調査に乗り出した「マタハラ現場」の悲惨な実態(上)
第441回
終末期患者の山で髪を振り乱す「嘆きの天使たち」准看護師を蝕む“看護師業務拡大”の重すぎる課題
小林美希
終末期患者が溢れる病院で、昼夜を問わず奔走する看護師たち。なかでも、看護師と同じ重労働をこなしながら低賃金に喘ぐ准看護師の労働格差は深刻だ。彼女たちをさらに疲弊させかねないのが、国が検討する「看護師業務の拡大」である。
終末期患者の山で髪を振り乱す「嘆きの天使たち」准看護師を蝕む“看護師業務拡大”の重すぎる課題
第5回
激務でも生活保護並みの収入、宝くじに将来を託す!アベノミクスの光明遠き中小企業・非正社員の闇路――労働経済ジャーナリスト・小林美希
小林美希
景気回復の兆しが見え始めた日本。しかし、果たして中小・零細企業の社員、非正社員らの状況はどうか。取材を行うと、アベノミクスの恩恵など微塵も感じられない生活苦の実態が浮き彫りとなった。日本の給料が本当に上がるのはいつのことか。
激務でも生活保護並みの収入、宝くじに将来を託す!アベノミクスの光明遠き中小企業・非正社員の闇路――労働経済ジャーナリスト・小林美希
第372回
流産が“人並み”となった医療・介護の異常な激務 非情のマタハラ職場で未来を奪われる女性たち(下)
小林美希
マタハラ被害に遭っているのは、一般企業の社員ばかりでなく、医療・介護・保育などの専門職として働く女性も同じだ。妊産婦の母性保護への対策がまるで講じられない過酷な職場で、「職場流産が当たり前」という状況もザラにあるという。
流産が“人並み”となった医療・介護の異常な激務 非情のマタハラ職場で未来を奪われる女性たち(下)
第365回
「妊娠を報告したら解雇」「激務を続けて職場流産」非情のマタハラ職場で未来を奪われる女性たち(上)
小林美希
今やマタハラは、職場においてセクハラ、パワハラと並ぶ3大ハラスメントとされている。被害者を取材すると、女性が妊娠しただけで解雇されたり、妊娠中の激務で職場流産に追い込まれるなど、極めて悪質なケースもある。マタハラの最前線を探った。
「妊娠を報告したら解雇」「激務を続けて職場流産」非情のマタハラ職場で未来を奪われる女性たち(上)
最終回
夜勤よりひどい激務が待ち受ける「訪問看護」の現場重症患者を放り出す病院と“しわ寄せ”に喘ぐ看護師
小林美希
激務の夜勤に耐えられず、日勤の「訪問看護」に転身する看護師は少なくない。しかし、訪問看護の利用者は急増しているため、さらにひどい激務に悲鳴を上げることになる。背景には、患者を長く入院させたくない病院の思惑も見える。
夜勤よりひどい激務が待ち受ける「訪問看護」の現場重症患者を放り出す病院と“しわ寄せ”に喘ぐ看護師
第4回
「特定看護師」導入が無慈悲な激務に輪をかける?医療ミスの続発も危ぶまれる新制度の“理想と現実”
小林美希
厚労省が導入を進める「特定看護師」。医療の効率化を目指す理想とは裏腹に、現場からは悲鳴が上がる。新制度の導入は看護師の激務に輪をかけ、医療ミスを続発させかねないというのだ。そうなれば、しわ寄せを被るのは“患者”である。
「特定看護師」導入が無慈悲な激務に輪をかける?医療ミスの続発も危ぶまれる新制度の“理想と現実”
第3回
看護師の心身を蝕む過酷な“夜勤”の無限ループ「命のガイドライン」を巡る利害関係者の綱引き
小林美希
高齢患者で溢れる病院で、看護師たちは過酷な“夜勤”をこなしている。夜勤の無限ループのような状態が続くなか、心身ともに疲弊して職を辞す者も多い。ここにきて、行政や業界団体も環境改善に動き出したが、その歩みは一進一退だ。
看護師の心身を蝕む過酷な“夜勤”の無限ループ「命のガイドライン」を巡る利害関係者の綱引き
第2回
他人の命を救うため、自らが宿した尊い命を失う 看護師の母性保護を顧みない「流産病棟」の非情
小林美希
日夜鳴り止まないナースコール。激務の病院で働く看護師たちは、「流産して当たり前」と言われている。無事に出産しただけで、看護師仲間から「奇跡の妊婦」と呼ばれる有様だ。働く女性たちの母性保護を顧みない病院に、明日はあるのか。
他人の命を救うため、自らが宿した尊い命を失う 看護師の母性保護を顧みない「流産病棟」の非情
第1回
【新連載】食事は15分、睡眠は2時間、40人の看護に奔走――。“平成の姥捨て山”で燃え尽きる看護師の異常な日々
小林美希
高齢者が次々に入院し、まるで“姥捨て山”のように置いていかれる。1人で何十人もの患者を担当し、食事する時間も寝る時間もほとんどない。そんな病院で激務に耐える看護師たちは、まさに過労死寸前だ。誰がこんな「悲惨な職場」をつくってしまったのか。
【新連載】食事は15分、睡眠は2時間、40人の看護に奔走――。“平成の姥捨て山”で燃え尽きる看護師の異常な日々
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