郡山史郎
日本を代表する世界的企業であるソニーをつくった、井深大と盛田昭夫。どこにもないものを生み出し、新しい未来を切り拓いた2人の名経営者について、ソニーに長年勤務し、創業者たちとともに働いた第一世代である郡山史郎さんの著書『井深大と盛田昭夫 仕事と人生を切り拓く力』(青春出版社)から、混迷の時代を生き抜く道標となる名経営者の「生き方」「働き方」を紹介します。

平均寿命が延びて人生100年時代といわれるようになり、もはや「60歳で定年を迎えて楽隠居」ということはあり得ない社会となりました。「どうせ生きるなら、楽しく幸せに生きたほうがいい。そして、幸せになるために一番簡単な方法は『働く』ことだと思っている」という元ソニー常務の郡山史郎さんは、87歳の現役ビジネスマンです。そこで今回は郡山さんの著書『87歳ビジネスマン。いまが一番働き盛り』(青春出版社)から、「働くことを通して幸せになるヒント」を紹介します。

2021年4月に施行された「改正高年齢雇用安定法」。これにより70歳までの継続雇用が努力義務となり、実質的に定年が消滅した生涯現役社会が到来したともいえるでしょう。だからといって、70歳まで安泰というわけではありません。定年に備えて準備をしておかないと、定年後に大きな格差となる可能性があります。そこで今回は、これまでに5000人以上の定年退職者をサポートしてきた株式会社CEAFOM代表取締役社長・郡山史郎さんの著書『定年格差』(青春出版社)から、定年後も自分らしく働くための考え方を抜粋紹介します。

2021年4月に施行された「改正高年齢雇用安定法」。これにより70歳までの継続雇用が努力義務となり、実質的に定年が消滅した生涯現役社会が到来したともいえるでしょう。だからといって、70歳まで安泰というわけではありません。定年に備えて準備をしておかないと、定年後に大きな格差が生まれる可能性があります。そこで今回は、これまでに5000人以上の定年退職者をサポートしてきた株式会社CEAFOM代表取締役社長・郡山史郎さんの新刊『定年格差』(青春出版社)から、「70歳定年」で懸念されるシニア世代の働き方について抜粋紹介します。

今、転職市場は「売り手市場」だといわれている。テレビやインターネット上で求人サイトや転職エージェントの宣伝がたびたびあらわれ、いかにも給料が今より上がって、いい会社に転職できそうな気にさせられるだろう。しかし実際、転職活動は新卒とは違い、それぞれのキャリアがある程度形成されてしまっているため、個人差が非常に大きく難しい。では、“成功する転職活動”にはどのような共通点があるのだろうか。

今、転職市場は「売り手市場」だといわれている。テレビやインターネット上で求人サイトや転職エージェントの宣伝がたびたびあらわれ、いかにも給料が今より上がって、いい会社に転職できそうな気にさせられるだろう。しかし実際、転職活動は新卒とは違い、それぞれのキャリアがある程度形成されてしまっているため、個人差が非常に大きく難しい。では、“成功する転職活動”にはどのような共通点があるのだろうか。

“人生100年時代”と言われながらも、定年前後を迎えた人たちを取り巻く環境は、いまだ整っているとは言い難いだろう。特に、いまのシニア世代は、早期退職、定年延長、再雇用、再就職など過去になかった「定年前後」の難しい選択に直面し、戸惑っている人も多いという。人生の後半戦に入るにあたって身につけておくべき習慣を抜粋して紹介する。

“人生100年時代”と言われながらも、定年前後を迎えた人たちを取り巻く環境は、いまだ整っているとは言い難いだろう。特に、いまのシニア世代は、早期退職、定年延長、再雇用、再就職など過去になかった「定年前後」の難しい選択に直面し、戸惑っている人も多いという。

前回と前々回では、定年前後にやってはいけないことを具体的な事例を挙げながら紹介してきた。今回は、「幸せな定年後」を過ごすために、「やったほうがいいこと」を紹介する。

60歳で定年となったら、会社に「再雇用」してもらって65歳まで働こう…。そう思っている会社員は多いのではないだろうか。しかしながら、これは甘い考え方かもしれない。

人生100年時代が到来するといわれている。寿命は延びる一方、生涯収入は1990年代と比べ減少し、退職金は激減。年金の受給年齢は5年引き上げられ、社会保障費も削られ、金利はほぼゼロ。企業にも国にも頼れない時代、充実した定年後を生きるにはどうすればいいのか。82歳の現役ビジネスマンにして『定年前後の「やってはいけない」人生 100年時代の生き方、働き方』の著者、郡山史郎氏が、定年後の賢い働き方について解説する。
