
中村 敬
第9回
憂うつな気分や無気力、悲観的な考えが続くうつ病。仕事や生活に大きな支障をきたし、中には悲観的な考えに駆られて自殺に及ぶ人もいます。このようなうつ病の症状からどのように解放されるのか、実際の症例をもとに、「森田療法流対処法」を解説します。

第8回
特定のことではなく、次から次へと心配が起こって、リラックスできない状態が長期間続く「全般不安症(全般性不安障害)」。このような“負の連鎖”をどのように断ち切るのか、実際の症例をもとに、「森田療法流対処法」を解説します。

第7回
「不潔なものに自分が汚染されるのではないか」「自分は家族や同僚を汚染させてしまうのではないか」――。こういった著しい恐怖を「不潔恐怖」と呼びます。「不潔恐怖」は頻度の高い強迫症状の1つです。1日に何十回も繰り返し、長時間手を洗っても、汚染の恐怖から抜け出せないこともあります。

「私も病気ではないのか」。芸能人やスポーツ選手の病気が報じられる度、心配がよぎります。中には、自分が深刻な病気と思い込み、「ドクターショッピング」をしてしまう人もいます。まさに「病は気から」「気で病む病」です。

第5回
神経質な人が、眠らなければと焦れば焦るほどかえって眠れなくなる神経質性不眠。どうすればそれを克服できるか、中村敬先生が、実際の症例をもとに、「森田療法流対処法」による眠りの改善策について解説します。

第4回
「誤りや見落としがあったのではないか」という不安。それは、日常生活で程度の差こそあれ、誰にでもありえます。けれどもミスを恐れて確認を繰り返すようになれば、長時間労働につながります。また自分が「とんでもないことをしでかしてしまうのではないか」という考えに駆り立てられ、恐れを抱いている人も少なくありません。このような「強迫症」から立ち直る秘訣を、中村敬先生が解説します。

第3回
自分はあがり性だからと、リラックスするように努めてプレゼンテーションに臨んでも、いざ本番になると、緊張してしどろもどろになってしまう、そんな悩みを抱えた方が多くいます。

第2回
人気アイドルの症例でも話題になりましたが、現場復帰、社会復帰のタイミングがとても難しいパニック症について、中村敬先生が、実際の症例をもとに解説します。

第1回
「職場」や「家庭」、「介護」で、「私、大丈夫かな?」と思っていることなど、不安な現代を生きる私たちの身近で「切実な苦悩」にどう対応すべきか。日本森田療法学会理事長の中村敬医師が解説していきます。
